2019年04月18日

行政法1−29 行政法総論 行政書士試験過去問 2004年問10

次の記述のうち、行政法理論上、即時強制に当たるものはどれか。


1、建築規制法規に違反する建築物として、除却命令が出ているにもかかわらず、義務者が自主的に除却しないため、行政の職員が、義務者に代わって、除却する行為。

2、営業許可に付された条件の履行を促す行政指導を無視したまま、営業を継続している業者の指名を行政庁が公表する行為。

3、建築規制法規に違反する建築物の所有者からの給水申し込みを市長が歔欷する行為。

4、車両が通行する公道上に寝ころんだまま熟睡している泥酔者の安全を確保するため、警察官がその者を警察署に運び、保護する行為。

5、火災発生現場において、消防士が延焼の危険のある近隣の家屋を破壊してそれ以上の延焼を防止する行為。


胡桃「これは簡単だわね」
建太郎「おう。基本だな」

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2019年04月17日

行政法1−28 行政法総論 行政書士試験過去問 2005年問12

次の記述のうち、正しいものはどれか。

1、行政代執行法の定める手続き的要件は、憲法上の要請と解されているので、個別の法律で簡易代執行することはできない。

2、行政代執行法では、代執行の前提となる命令等の行政処分が既に文書で告知されているので、戒告を改めて、文書で行う必要はない。

3、行政代執行では、緊急の必要性が認められ、正規の手続きをとる暇のない場合に、代執行令書による通知手続きを経ないで、代執行をすることができる。

4、行政代執行は、義務者の義務不履行をその要件として、その意に反して行われるので、行政代執行手続きにおいても、行政手続法上の不利益処分の規定が適用される。

5、行政代執行法は、法令違反の是正が目的とされているから、義務の不履行を放置することが著しく公益に反しない場合でも、代執行が可能である。


胡桃「これも条文レベルの問題だわ」
建太郎「おう」
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2019年04月16日

行政法1−27 行政法総論 行政書士試験過去問 2012年問26

次の記述のうち、間違っているものはどれか。

1、建築主事は、一定の建築物に関する建築確認の申請において、周辺の土地利用や交通等の現状及び将来の見通しを総合的に考慮したうえで、建築主事に委ねられた都市計画上の合理的な裁量に基づいて、確認済証を交付するか否かを判断する。

2、法務大臣は、本邦に在留する外国人から再入国の許可申請があった時は、わが国の国益を保持し、出入国の公正な管理を図る観点から、申請者の在留状況、渡航目的、渡航の必要性、渡航先国とわが国との関係、内外の諸事情を総合的に勘案したうえで、法務大臣に委ねられた出入国管理上の合理的な裁量に基づいて、その許否を判断する。

3、公務員に対して、懲戒処分を行う権限を有する者は、懲戒事由に該当すると認められる行為の原因、動機、性質、態様、結果、影響等の他、当該公務員の行為の前後における態度、懲戒処分等の処分歴、選択する処分が他の公務員及び社会に与える影響等、諸般の事情を考慮したうえで、懲戒権者に委ねられた合理的な裁量に基づいて、処分を行うかどうか、そして、処分を行う場合に如何なる種類、程度を選ぶかを判断する。

4、行政財産の管理者は、当該財産の目的外使用許可について、許可申請等にかかる使用の日時、場所、目的、態様、使用者の範囲、使用の必要性の程度、許可をするに当たっての支障又は許可をした場合の弊害若しくは影響の内容、程度、代替え施設確保の困難性など、許可をしないことによる申請者の不都合又は影響の内容及び程度等の諸般の事情を総合考慮したうえで、行政財産管理者に委ねられた合理的な裁量に基づいて、許可を行うかどうかを判断する。

5、公立高等専門学校の校長は、学習態度や試験成績に関する評価などを総合的に考慮し、校長に委ねられた教育上の合理的な裁量に基づいて、必修科目を履修しない学生に対して、原級留置処分または退学処分を行うかどうかを判断する。



胡桃「これが何の問題か分かるわね」
建太郎「全部、判例の問題だな」
胡桃「そうね。判例を知っているかどうかの問題だわ」


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