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2018年03月18日

ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 法令上の制限2 / 宅建、行政書士、司法書士試験に独学で一発合格するための極意とは?

ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 法令上の制限2 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))

PRノベル時代はライトノベル、時代小説を読めるオンライン小説サイト/ケータイ小説サイトです。息抜きに軽く読める小説がたくさんありますよ

(冒頭部抜粋)


 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 法令上の制限2

                           大滝七夕

 ※法令上の制限の勉強方法について

 法令上の制限では、細かくて長大な条文がうんざりするほど出てきます。本テキストでも、条文を多数引用しています。
 条文の原文は、サラッと目を通すだけで構いません(最初に読む時は、無理して読もうとせず、飛ばしてください)。覚えるべきキーワードは、会話文の中で強調していますから、それだけを頭に叩き込めば十分です。

 第二十三章

 今日も一日、東木の隠れ里の開発プロジェクトを現地で指揮した後、東木四兄弟の屋敷に泊ることになった。
 又木萌花が用意してくれた野生的な食材を使っての夕食を終えてしまうと、テーブルに一人残った宅本建太郎は、方眼紙を前にして、建物の間取り図を書いていた。
 何しろ、東木の隠れ里の敷地は、相当あり、レジャー施設等を建設してもまだ余裕がある。一ヘクタールほどの土地をタダ同然の価格で建太郎が個人的に購入し、別荘を建てる予定でいるのだ。
「ここにパーティーをやれる大広間を作って、それから、俺と胡桃の寝室はここ。それに他の女の子たちが泊まれる部屋も作らないといけないな。ええっと、琴美と萌花の部屋はちょっと広めに作ってあげて、美里と愛の部屋は小さくてもいいか……」
「おらっ!」
 突然、頭に衝撃が走ったと思うと、建太郎は机にゴツーン!と額を激突させていた。
 痛いという言葉が出てこない。テーブルがパリッとひびが入り、もちろん、今書いていた間取り図はくしゃくしゃになって、床に落下している。
「あ、頭が割れたぁぁぁ!やべえぇぇぇ!脳みそが流れてしまうぅぅぅ!」
「脳みそが流れたらしゃべれるわけがないだろう!」
 暫し、白夜の中で火花が飛び散るのを目にした後で、どうにか、顔を上げると、建太郎の脇で仁王立ちしている女がいる。モデルのように背が高くてスタイルがよく、ポニテールの髪形をしている。
 言わずと知れた秋藤愛だ。怖い顔をして建太郎を見下ろしていた。
「ち、血が大量に噴出している!」と頭を抱える建太郎。
「出てねえよ!男の癖にうだうだと情けない奴だ!」
「なんで!私と愛ちゃんの部屋だけ、四畳なの!」
 と愛の傍らでも、作業着姿の小柄な女の子が眉間にしわを寄せる。安土建設の社員で土木建築関係の資格を持つ天草美里だ。
「私の部屋は八畳なんだね。でもTKB59のメンバーを連れてくると、これだけでは部屋が全然足りないよ」
 とTKB59(宅建の勉強、頑張ろう!めざせ、合格!(Ta Kken no Benkyu ganbaro mezase 5uka9))というアイドルグループに属する又木萌花が苦笑いする。
「ちょっと!なんで私と建太郎が一緒の部屋に泊らなければならないのよ!」
 と、頬を膨らませたのは、司法書士で元TKB59のメンバーだった桜咲胡桃だ。
「な、なんでって、俺と胡桃は結婚するんだし……、夫婦になれば一緒の部屋に泊るのが当たり前だろ?」
「私、建太郎と結婚するつもりなんてないわ!」
「そんな!胡桃!」
「建太郎会長。お言葉ですが、この間取りは無理があると思いますよ」
 とクールな発言をするのは、宅本・オーガナイゼーションの社員で建太郎の秘書を務めている杏咲琴美だ。
「えっ?そうかな?」
 建太郎は目を丸くしながら、くしゃくしゃになった間取り図をひびの入ったテーブルの上に広げ直した。
「本当だよ。小学生でもこんな間取りはあり得ないって分かるよ!」と美里。「一階は大広間が一つだけドーンとあって、二階にこんなにたくさんの部屋を作って納まるわけないでしょ。一階が小さくて二階が横長のキノコみたいな建物になるじゃん」
「そんなイメージで作ったつもりはないんだけどな……。頑丈で長持ちして、住みやすい別荘をイメージしているんだけどなあ」
「バカ野郎!こんな間取りの建物では、建築基準法の単体規定すら満たしていねえだろうが!建てている間に崩れることは、素人でも分かるわ!」と愛の突っ込み。
「そうよ。建太郎!間取りを考える前に、建築基準法をしっかり勉強しなさいよね!」と胡桃。
「まずは、建築基準法の趣旨から見て行こうか」
 萌花に促されて、建太郎は法令集に手を伸ばした。

建築基準法
(目的)
第一条  この法律は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もつて公共の福祉の増進に資することを目的とする。

「書いてある通りだな」
「ここで留意したいのは、建築基準法の規定は『最低の基準』だということだよ。だから、建築基準法の規定をぎりぎりに満たすような家なんて、とてもじゃないけど、快適とは言えないし、住みにくいし、長持ちしないんだからね」と美里。
「へえ……。じゃあ、建築基準法の規準を満たしていても必ずしも安心できないんだな」
「そうだよ。いい家を作るためには、建築基準法の規準を大幅にクリアして、なおかつ、+αが必要なんだよ」
「建築基準法には、大きくわけて二つの規定が設けられています。何と何だか分かりますか?」と琴美が先を促す。
「二つの規定?」
「今、私が言っただろうが!人の話聞いてねえな!」と愛の突っ込み。
「えっ?愛が言った……?ええっと……、単体規定というやつか?」
「そうだ。簡単に言えば、個々の建物の規準のことだ。個々の、敷地、建築物の衛生、安全性を確保するための規定なんだよ。建築物の敷地、構造及び建築設備に関する規定として建築基準法の第二章に定められている。それから、もう一つの規定がある」
「うん?何なんだ?」
「集団規定だよ」と萌花。「例えば、道路関係による制限、用途制限、容積率建ぺい率、建築物の高さ、防火地域の制限とかだね。良好な集団的建築環境の確保のための基準なんだ。都市計画区域等における建築物の敷地、構造、建築設備及び用途に関する規定として、建築基準法の第三章に定められているよ」
「ふむふむ。建築基準法には、建築物に関する規定として、単体規定と集団規定の二種類があるわけだな」
「まず、単体規定は、どこでどんな建築物を建てるにしても適用されるというのは分かるね?」と美里。
「ああ。OK」
「それに対して、集団規定は適用される区域が限定されているよ」
「うん?」
「要するに、東木の隠れ里みたいな山奥に、家を一つポツンと建てるならば、周りとの関係は気にする必要はないでしょ。隣の家の日差しが遮られるかどうかなんて考える必要もないじゃん。それに対して、都会に家を建てる時は、住宅が密集しているわけだから、周りにも気を使わなければいけない。例えば、周りが二階建てなのに、自分の土地だけ、ノッポのビルを建てることなんてできないでしょ?」
「そりゃそうだな」
「どういう区域で集団規定が適用されるか。分かっているだろうな?」と愛。
「えっ?どういう区域って……ええっと……。あっ、条文を見ればいいんだな」





ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 法令上の制限2 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))


宅建士資格を有するプロ小説家が執筆。建築基準法の計算も別表も、ラブコメ風ライトノベル小説で学べば、楽々理解できて、暗記できる!


●ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキストとは?

本書は、宅建士(宅地建物取引士)資格試験の基本テキストです。

一般的な資格スクールのテキストとは違い、全文が小説形式で記されています。ライトノベル小説を読む感覚で、宅建士試験の勉強ができてしまうという画期的なテキストです。

入門書ではありません。宅建士試験で問われる項目はすべて網羅しており、一部は、司法書士試験、不動産鑑定士試験レベルの内容も含んでいます。
シリーズを全巻読破すれば、宅建士試験に楽々合格できるレベルの知識が身に付きます。
初めて宅建の勉強をする方はもちろんのこと、一通り勉強した中上級者の方が、試験内容をサラッと再確認するのにも役立ちます。

通勤時間や待機時間に、資格スクールのテキストをめくっても、集中できなくて、内容が頭に入ってこない。という悩みを抱えている方も多いと思います。
でも、ライトノベル小説ならすんなりと読めるのでは?

既にお持ちの資格スクールのテキストや過去問と併用してお読みいただくことで、より一層、内容を理解することができますよ。


●法令上の制限の勉強方法

法令上の制限では、細かくて長大な条文がうんざりするほど出てきます。本テキストでも、条文を多数引用しています。
条文の原文は、サラッと目を通すだけで構いません(最初に読む時は、無理して読もうとせず、飛ばしてください)。覚えるべきキーワードは、会話文の中で強調していますから、それだけを頭に叩き込めば十分です。


●法令上の制限2のあらすじ

 東木の隠れ里開発計画プロジェクトの合間に、建太郎は、一ヘクタールの敷地を取得して、胡桃たちと共にハーレム状態で過ごすための別荘を建築することを計画する。だが、別荘を建てるには、建築基準法の規制を幾つもクリアしなければならなくて……。法令上の制限編完結。


・主な登場人物

宅本建太郎
桜咲司法書士事務所補助者。宅建資格の勉強中。ひょんなことから伯父不動産王 宅本健一の莫大な遺産を相続することになる。『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の二代目会長兼社長に就任。

桜咲胡桃
宅建士。司法書士。桜咲司法書士事務所所長。宅本建太郎の上司にして恋人。元アイドルで可愛い顔立ちに、小柄ながらもB90 W60 H86と素晴らしいボディの持ち主。

杏咲琴美
宅建士。『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の社員。大人の女性の魅力にあふれている美人秘書。後に宅本建太郎の専属秘書になる。

不動産王 宅本健一
『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の初代会長兼社長。父親から受け継いだ不動産業を発展させ、多数の不動産を保有し、その資産の総額は数千億円にも達すると言われている。政界にも進出し、一時は都知事に選ばれるかというところまで行ったが、失言のオンパレードが災いして、都知事の座を逃した。暴力団の陰謀により殺害されてしまう。


●法改正対応表
このテキストは以下の法改正に対応しています。
建築基準法:平成二八年六月七日法律第七二号
建築基準法施行令:平成二八年八月二九日政令第二八八号
景観法:平成二七年六月二六日法律第五〇号
行政事件訴訟法:平成二八年一一月二八日法律第八九号
都市計画法:平成二八年六月七日法律第七二号
民法:平成二八年六月七日法律第七一号


●著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大滝 七夕
法学部在学中に行政書士、宅建等の資格を取得し、卒業後は、行政書士事務所、法律事務所等に勤務する傍ら、法律雑誌の記事や小説を執筆し、作家デビュー。法律知識と実務経験をもとにしたリーガルサスペンスを中心に、ファンタジーや武侠小説などを執筆している。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)







●判例六法に始まり、判例六法で終わる

法律系資格試験の勉強は、判例六法に始まり、判例六法で終わる。と言っても過言ではありません。
宅建士試験、行政書士試験、司法書士試験、司法試験用に様々なテキストや過去問が出ていますが、判例六法と照らし合わせると、すべて、判例六法に掲載されている事柄だということに気づくと思います。
それならば、いろいろなテキストの間を右往左往しているよりも、判例六法一冊だけを丸暗記してしまうのが手っ取り早いと思いませんか?

試験問題を作る委員も、判例六法を超えるレベルの問題は作りようがないわけですから、判例六法さえマスターしてしまえば、どんな問題が出されようとも狼狽えることはなくなるわけです。



●判例六法を丸暗記するための教材

判例六法 丸暗記100問ドリルは、いわゆる判例六法に掲載されている重要な判例を、択一式問題を解きながら、丸暗記することを目的としたドリル問題集です。
やはり、一番効率的なのは、問題形式で解きながら、覚えることですよね。

判例六法 丸暗記100問ドリル 民法1【問題集編】 (判例六法 丸暗記100問ドリル 民法1【解説編】)



ライトノベルで学ぶ 民法条文 逐条解説は、『会話文形式で、民法の第一条から第千四十四条まで、すらすら読めるテキスト』です。高度な内容でありながら、会話文形式で書かれているため、小説を読む感覚で、すらすらと読み進めることができます。
一般的な民法の解説書や判例六法等を読んでいると眠くなって頭に入らないという悩みを抱えている方も多いと思います。
でも、小説ならば、眠くならないのでは?

【宅建士、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 民法条文 逐条解説 民法総則編 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))

【宅建士、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 民法条文 逐条解説 物権法編・担保物権法編 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))

【宅建士、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 民法条文 逐条解説 債権総論編 現行法版 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))

【宅建士、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 民法条文 逐条解説 債権各論編 現行法版 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))

【宅建士、行政書士、司法書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 民法条文 逐条解説 親族法編 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))

【宅建士、行政書士、司法書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 民法条文 逐条解説 相続法編 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))


posted by 大滝七夕 at 20:54| 今日の小説

2018年03月17日

ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 法令上の制限1 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版)) / 宅建、行政書士、司法書士試験に独学で一発合格するための極意とは?

ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 法令上の制限1 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))

PRノベル時代はライトノベル、時代小説を読めるオンライン小説サイト/ケータイ小説サイトです。息抜きに軽く読める小説がたくさんありますよ

(冒頭部抜粋)


 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 法令上の制限1

                         大滝七夕

 ※法令上の制限の勉強方法について

 法令上の制限では、細かくて長大な条文がうんざりするほど出てきます。本テキストでも、条文を多数引用しています。
 条文の原文は、サラッと目を通すだけで構いません(最初に読む時は、無理して読もうとせず、飛ばしてください)。覚えるべきキーワードは、会話文の中で強調していますから、それだけを頭に叩き込めば十分です。

 第十六章

「東木の隠れ里リゾート開発プロジェクトですか……」
「そうです。現代版桃源郷ともいうべき、秘境のような廃村をリゾート地にして、たくさんの人を呼び込む計画です。廃村を再生して、地方創生に貢献しようという目的もあります」
 宅本建太郎は、安土光秀副社長ら、宅本・オーガナイゼーションの首脳陣を前にして、自身にとって人生で初めての開発プロジェクトのプレゼンテーションを行っていた。
 建太郎の背後のスクリーンには、様々なデータが映し出されていた。東木の隠れ里の位置や交通の便、周辺の環境や気候等が、見やすくまとめられている。
 もちろん、それらのデータの整理は建太郎一人の手でやったわけではなく、宅本建太郎の秘書である杏咲琴美らが、情報収集と情報分析したものだ。
 建太郎自身は、大まかな構想を打ち出しただけで、詳細な計画はすべて、琴美たちが練ってくれた。今だって、読んでいる原稿は、琴美が用意してくれたものだ。建太郎が独力でこんな計画を打ち出そうとしても、宅本・オーガナイゼーションの首脳陣には、鼻先で笑われていたに違いない。
 建太郎が一通り、計画をぶちまけると、安土副社長らは、うーむ……。と唸って考え込んだ。
 彼らに受け入れられたのだろうか。この計画が受け入れられるかどうか。が、建太郎が宅本・オーガナイゼーションの会長兼社長として受け入れられるかどうかの第一歩と言ってよい。
 とりあえずは、会長兼社長の座についているものの、会社の実質的な経営は、安土副社長ら首脳陣が行っており、建太郎はお飾りにすぎなかった。
 一日も早く、本当の会長兼社長として認めてもらいたいと思っている。
 建太郎が一通りの演説を終えた後で、真っ先に口を開いたのは、安土副社長だった。
「まず、この計画がうまくいくとは思えません。確実に失敗するでしょうな」
「へっ……?」
 真っ先に味方をしてくれるものと思っていた安土副社長が、いきなり、否定の意を示した。それも、厳しい顔で、建太郎が配った資料の束を放り捨てるように机にバチン!と叩きつけながら。
「こんな甘い計画で突っ走るようでは、会社を傾けてしまいますよ。私は反対です。それでもやりたいというのであれば、建太郎会長には、ご自身の進退をかけていただきたいと思います」
「えっ……?」
「もしも、この計画が失敗したら、会長兼社長の座を下りていただくということです。その覚悟がないのならば、計画は直ちに中止していただきたい」
 安土副社長のみならず、他の首脳陣も一様に固い表情でうなずいた。

 ※

「まさか、反対されるとは思わなかったよ……」
「そうですか?反対されるのがデフォルトだと思いますけど?」
 社長室に戻った建太郎が項垂れると、琴美がさも当然の如く、そう言ってのける。
「むしろ、首脳陣が全員、賛成、賛成と煽てていたのでは、会社の経営を傾けてしまいますよ。シビアに計画を見つめることができなければ、首脳陣失格です」
「そうかな……?」
 と建太郎が首を傾げると、傍らに腕を組んで立っていた桜咲胡桃もあっけらかんとして言う。
「当然よ。それに、安土副社長が、なんで、建太郎の計画に反対したのか、考えてみなさいよね」
「なんでって……。計画がお粗末だからだろ?」
「違うわ。建太郎に箔をつけるためだって分からないのかしら?」
「俺に箔をつける?」




ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 法令上の制限1 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))


宅建士資格を有するプロ小説家が執筆。厄介で分かりにくい都市計画法等の法令上の制限だって、ラブコメ風ライトノベル小説で学べば、楽々理解できて、暗記できる!


●ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキストとは?

本書は、宅建士(宅地建物取引士)資格試験の基本テキストです。

一般的な資格スクールのテキストとは違い、全文が小説形式で記されています。ライトノベル小説を読む感覚で、宅建士試験の勉強ができてしまうという画期的なテキストです。

入門書ではありません。宅建士試験で問われる項目はすべて網羅しており、一部は、司法書士試験、不動産鑑定士試験レベルの内容も含んでいます。
シリーズを全巻読破すれば、宅建士試験に楽々合格できるレベルの知識が身に付きます。
初めて宅建の勉強をする方はもちろんのこと、一通り勉強した中上級者の方が、試験内容をサラッと再確認するのにも役立ちます。

通勤時間や待機時間に、資格スクールのテキストをめくっても、集中できなくて、内容が頭に入ってこない。という悩みを抱えている方も多いと思います。
でも、ライトノベル小説ならすんなりと読めるのでは?

既にお持ちの資格スクールのテキストや過去問と併用してお読みいただくことで、より一層、内容を理解することができますよ。


●法令上の制限の勉強方法

法令上の制限では、細かくて長大な条文がうんざりするほど出てきます。本テキストでも、条文を多数引用しています。
条文の原文は、サラッと目を通すだけで構いません(最初に読む時は、無理して読もうとせず、飛ばしてください)。覚えるべきキーワードは、会話文の中で強調していますから、それだけを頭に叩き込めば十分です。


●法令上の制限1のあらすじ

 東木四兄弟から、廃村『東木の隠れ里』の土地を取得した宅本建太郎は、桃源郷をイメージしたリゾート開発を計画するが、宅本・オーガナイゼーションの重役陣は、そろって反対する。
 それでも、東木の隠れ里開発計画を諦められない建太郎は、司法書士桜咲胡桃、秘書の杏咲琴美ら少数のスタッフと共に、計画を進めることに。だが、都市計画法、国土利用計画法、農地法、土地区画整理法、宅地造成規制法といった、様々な法規制をクリアしなければならないことが判明。一つ一つ乗り越えながら、計画を進めてゆくが……。


・主な登場人物

宅本建太郎
桜咲司法書士事務所補助者。宅建資格の勉強中。ひょんなことから伯父不動産王 宅本健一の莫大な遺産を相続することになる。『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の二代目会長兼社長に就任。

桜咲胡桃
宅建士。司法書士。桜咲司法書士事務所所長。宅本建太郎の上司にして恋人。元アイドルで可愛い顔立ちに、小柄ながらもB90 W60 H86と素晴らしいボディの持ち主。

杏咲琴美
宅建士。『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の社員。大人の女性の魅力にあふれている美人秘書。後に宅本建太郎の専属秘書になる。

不動産王 宅本健一
『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の初代会長兼社長。父親から受け継いだ不動産業を発展させ、多数の不動産を保有し、その資産の総額は数千億円にも達すると言われている。政界にも進出し、一時は都知事に選ばれるかというところまで行ったが、失言のオンパレードが災いして、都知事の座を逃した。暴力団の陰謀により殺害されてしまう。


●法改正対応表
このテキストは以下の法改正に対応しています。
国土利用計画法:平成二六年六月一三日法律第六九号
国土利用計画法施行令:平成二七年一一月二六日政令第三九二号
民法:平成二八年六月七日法律第七一号
農地法:平成二七年九月四日法律第六三号
農業委員会等に関する法律:平成二八年四月一一日法律第二四号
農地法施行規則:平成二八年九月二〇日農林水産省令第五七号
土地区画整理法:平成二八年六月七日法律第七二号
土地区画整理法施行令:平成二八年二月一七日政令第四三号
宅地造成等規制法:平成二六年五月三〇日法律第四二号
宅地造成等規制法施行令:平成二七年一月三〇日政令第三〇号
都市計画法:平成二八年六月七日法律第七二号
建築基準法:平成二八年六月七日法律第七二号
都市再開発法:平成二八年六月七日法律第七二号
風致地区内における建築等の規制に係る条例の制定に関する基準を定める政令:平成二三年一一月二八日政令第三六三号
都市計画法施行令:平成二八年一二月二六日政令第三九二号
都市計画法施行規則:平成二八年三月三一日国土交通省令第二六号
行政事件訴訟法:平成二八年一一月二八日法律第八九号
密集市街地における防災街区の整備の促進に関する法律:平成二八年六月七日法律第七二号
地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律:平成二六年六月一三日法律第六九号
幹線道路の沿道の整備に関する法律:平成二六年五月三〇日法律第四二号
集落地域整備法:平成二三年八月三〇日法律第一〇五号
自然公園法:平成二六年六月一三日法律第六九号
都市緑地法:平成二六年六月一三日法律第六九号
生産緑地法:平成二三年八月三〇日法律第一〇五号
津波防災地域づくりに関する法律:平成二六年五月三〇日法律第四二号
津波防災地域づくりに関する法律施行令:平成二七年一二月一六日政令第四二一号
地すべり等防止法:平成二六年六月一三日法律第六九号
急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律:平成一七年七月六日法律第八二号
土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律:平成二六年一一月一九日法律第一〇九号
森林法:平成二八年五月二〇日法律第四七号
土壌汚染対策法:平成二六年六月四日法律第五一号
公有地の拡大の推進に関する法律:平成二八年四月二〇日法律第三〇号
道路法:平成二八年三月三一日法律第一九号
河川法:平成二七年五月二〇日法律第二二号
海岸法:平成二六年六月一三日法律第六九号
港湾法:平成二八年五月二〇日法律第四五号
文化財保護法:平成二六年六月一三日法律第六九号
東日本大震災復興特別区域法:平成二八年五月二〇日法律第四七号
大規模災害からの復興に関する法律:平成二八年五月二〇日法律第四七号


●著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大滝 七夕
法学部在学中に行政書士、宅建等の資格を取得し、卒業後は、行政書士事務所、法律事務所等に勤務する傍ら、法律雑誌の記事や小説を執筆し、作家デビュー。法律知識と実務経験をもとにしたリーガルサスペンスを中心に、ファンタジーや武侠小説などを執筆している。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)





●判例六法に始まり、判例六法で終わる

法律系資格試験の勉強は、判例六法に始まり、判例六法で終わる。と言っても過言ではありません。
宅建士試験、行政書士試験、司法書士試験、司法試験用に様々なテキストや過去問が出ていますが、判例六法と照らし合わせると、すべて、判例六法に掲載されている事柄だということに気づくと思います。
それならば、いろいろなテキストの間を右往左往しているよりも、判例六法一冊だけを丸暗記してしまうのが手っ取り早いと思いませんか?

試験問題を作る委員も、判例六法を超えるレベルの問題は作りようがないわけですから、判例六法さえマスターしてしまえば、どんな問題が出されようとも狼狽えることはなくなるわけです。



●判例六法を丸暗記するための教材

判例六法 丸暗記100問ドリルは、いわゆる判例六法に掲載されている重要な判例を、択一式問題を解きながら、丸暗記することを目的としたドリル問題集です。
やはり、一番効率的なのは、問題形式で解きながら、覚えることですよね。

判例六法 丸暗記100問ドリル 民法1【問題集編】 (判例六法 丸暗記100問ドリル 民法1【解説編】)



ライトノベルで学ぶ 民法条文 逐条解説は、『会話文形式で、民法の第一条から第千四十四条まで、すらすら読めるテキスト』です。高度な内容でありながら、会話文形式で書かれているため、小説を読む感覚で、すらすらと読み進めることができます。
一般的な民法の解説書や判例六法等を読んでいると眠くなって頭に入らないという悩みを抱えている方も多いと思います。
でも、小説ならば、眠くならないのでは?

【宅建士、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 民法条文 逐条解説 民法総則編 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))

【宅建士、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 民法条文 逐条解説 物権法編・担保物権法編 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))

【宅建士、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 民法条文 逐条解説 債権総論編 現行法版 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))

【宅建士、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 民法条文 逐条解説 債権各論編 現行法版 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))

【宅建士、行政書士、司法書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 民法条文 逐条解説 親族法編 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))

【宅建士、行政書士、司法書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 民法条文 逐条解説 相続法編 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))


posted by 大滝七夕 at 20:47| 今日の小説

2018年03月10日

文才のない彼女を200万部のミリオンセラー作家にする方法

文才のない彼女を200万部のミリオンセラー作家にする方法

PRノベル時代はライトノベル、時代小説を読めるオンライン小説サイト/ケータイ小説サイトです。息抜きに軽く読める小説がたくさんありますよ

(冒頭部抜粋)


 文才のない彼女を200万部のミリオンセラー作家にする方法

                            大滝七夕

 1、爆死した現役高校生作家森山浩史

 六法全書をドシンと閉じた時、自習用机に振動が起きた。
 隣の自習席に座っていた名前の知らない女子が、衝立の向こうから顔を上げてじろりと睨み付けて来る。おまけに人の自習用机をのぞき込んで、「なんで六法全書なんて読んでいるのかしら」とあからさまな舌打ちをしたようだが、森山浩史は、「しゃらくせえ!」と心の中で叫びながら、ノートにボールペンを走らせていた。
 スクールカーストの最下層?成績は中の下?それが何か?この名作を生み出せるのは世界で俺一人だけ。学校の上位に位置していることに甘んじている井の中の蛙大海を知らずの凡庸なあなたたちは、単語帳をめくって、ちまちまと英単語を覚えていなさいよ。俺は、小説の執筆と言う大海原をゆくような崇高な頭脳プレーに従事していますから。
 横手の窓からは拡大鏡で凝縮されたも同然の日差しが浩史の坊主頭と小さな背中を焦がしている。ここは、冷暖房完備の図書館。おまけに、衣更えしたばかりで、本来ならYシャツの腕まくりをするには早すぎる時期だ。
 両腕を露出した浩史は、額に汗を浮かべていたが、ボールペンを止めない。額から一粒汗がノートに落ちるがそれが何か?油性ボールペンならば、文字がかすまない。少しくらい濡れたってヘッチャラ。
 思いつくそばから、ノートに言葉を刻み込んでゆく。思いついた時に書きつけなければ、同じ名文は二度と生まれない。大学ノートを縦書きに使い、びっしりと文字を刻み続ける。ノートの残りは、五ページほど。
 今、書いているのは、最終章。起承転結の結。プロットの最後。クライマックスに向けて一気に書ききれば、第一稿が完成する。
 と……。ボールペンのインクが減ってきたらしく、文字がかすれてきた。やばいぞ。と思いながらも手を止めない。だが、会話文の途中まで来たところで、とうとうインクが出なくなった。ノートの端でペン先を圧してぐりぐりしてみるが、ノートにへこみができるだけだった。
「畜生……。あともうちょいで書き終わるのに……」
 デニム製の筆箱の中を探ると出てくるのはシャープペンと赤のボールペンだけ。予備の黒ボールペンを持っていないということに気づく。
「はあ……。ゲームオーバー」
 深い吐息と共に背もたれに寄りかかった浩史は、この時になって初めて、自分の自習席だけ、強い日差しに照らされていることに気づいた。
 汗ばんだワイシャツのボタンを一つ外し、パタパタさせて、冷気を取り込みながら、立ち上がった。
 窓際に歩み寄ると、レースのカーテンを引いて、午後の三時過ぎの一番暑い時間帯の日差しを遮る。六月になったばかりなのに、真夏のような暑さ。このところ、気候も世相も番狂わせだらけだ。一体、梅雨はどこへ行ってしまったのだろう。
 幾分、日差しが和らいだが、自分の自習用机に目を向ければ、まだ、陽が注いでいる。
「しょうがねえ、移動するか……」
 と、周りを見渡した。
 だが、直射日光の当たらない条件の良い自習用机は、満員御礼状態。顔ぶれは毎度毎度同じ。怖い顔をしてテキストを読み込んでいる相撲取りみたいな体つきの男子の他、女子生徒もたくさんいた。
 皆、浩史と同じ公立木犀高校の三年生である。この時期、来年の大学受験に向けて、誰もが、必死に勉強しているのだ。
 浩史は、やむを得ずにレースのカーテンだけでなく、黒い暗幕も閉めようとした。途端に、「おぉーい!」とかなり遠くから野太い声がかかる。
 ふり返ると、相撲取り男子がすごい形相で睨み付けていた。学年でトップの成績を維持しているという噂の元生徒会長だ。図体も顔も広い。彼の一言には生徒も教師も一目置く。
「何?」
「何じゃねえ!暗いんだよ!」
 そういう相撲取り男子は、牢屋主の如く、直射日光が当たらず、冷房の恩恵を最も受ける上座に陣取っている。
 相撲取り男子の声に呼応するように、他の生徒たちの無数の視線が一斉に浩史を貫いた。咎めるような眼差し。皆、無言だが心の中ではこう叫んでいるのが分かる。
「暗いんだよ!暗幕を閉めるんじゃねえぞ!」
 一対多数。多数決が当たり前の現実では、冴えない男子一人の意見など風の前の塵に等しい。多数派を牛耳る強者の意見がまかり通り、弱者の意見など取り上げられない。
「すいません……」
 刃のような視線の集中砲火を浴びて、蜂の巣状態になった浩史は、作り笑いをしながら、おずおずと暗幕を元の位置に戻した。
 浩史が席に戻る時には、生徒たちの視線は手元のテキストや問題集に向けられており、暗幕のことで抗議したことなど、すっかり忘れているようだった。
 この高校で尤も居心地の良い場所は、ここ――管理棟三階の図書館だ。冬場は暖房、夏場は冷房が、常時、ガンガン効いている。おまけに衝立で仕切られた自習席を完備している。生徒なら、学年を問わず、無料で利用できるのだから、この部屋を活用しない手はないだろう。
 三年生になると大学受験を本気で意識している生徒は、図書館で過ごす時間が多くなる。それもそうだ。ここ、公立木犀高校は、トップクラスの高校ではないけど、そこそこの進学実績があり、生徒の大半は、名の通った大学に進学する。
 浩史は……?




文才のない彼女を200万部のミリオンセラー作家にする方法


毎度一次選考落ちだった彼女が、突如、大人気の売れっ子作家になれた秘訣とは?

天才美少女作家彩乃飛鳥の登場に出版界は色めきだつ。だが、すべては、冴えない男子高校生作家、森山浩史の華麗な演出にすぎなかった……!
浩史は十六歳で作家デビュー。しかし、第一作が泣かず飛ばずで、十八歳になった今では、担当編集者からも完全に無視されている。そんな彼が、起死回生を託したのが、ラズベリー文庫新人賞――美少女作家しか輩出していない文学賞で、男の受賞歴はない。過去には、最年少美少女A川賞作家を輩出した由緒正しい文学賞なのだ。
性別を偽り、彩乃飛鳥の名前で応募した作品が見事に最終選考に残る。編集長から連絡を受けた浩史は、替え玉として同じ高校に通う女子――アイドル並みのルックスの美少女を用意する。浩史の作戦がほぼ成功しかけた時に、思わぬ事件が次々に起きる。
芸能人ばかりを使う売上至上主義の出版界を見返してやろう!と始めた冴えない男子高校生作家の戦いの行方は如何に?


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大滝 七夕
法学部在学中に行政書士、宅建等の資格を取得し、卒業後は、行政書士事務所、法律事務所等に勤務する傍ら、法律雑誌の記事や小説を執筆し、作家デビュー。法律知識と実務経験をもとにしたリーガルサスペンスを中心に、ファンタジーや武侠小説などを執筆している。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

posted by 大滝七夕 at 22:05| 今日の小説
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