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2017年04月06日

第二のパナマ文書  十億稼ぐヤメ検闇弁護士の事件簿1

第二のパナマ文書  十億稼ぐヤメ検闇弁護士の事件簿1

PRノベル時代はライトノベル、時代小説を読めるオンライン小説サイト/ケータイ小説サイトです。息抜きに軽く読める小説がたくさんありますよ

(冒頭部抜粋)

 第二のパナマ文書  十億稼ぐヤメ検闇弁護士の事件簿1

                            大滝七夕

 検事黒星京助は、被告人鳴海幸治をキッと見据え、手をしっかり伸ばして人差し指を彼に突き付けた。
「この男は……」
 上司からいつも、そうするように言われていた。
「必ず、被告人を指さすんだぞ。絶対の確信を以て被告人を起訴したということを法廷の場で示すには、被告人を指さすのが一番だ」
 と。だから、京助はそうした。言われなくても、そうしていただろう。
 なぜなら、厳しい競争を勝ち抜いて、検事の職を手にしたのは、この男を地獄に突き落とすためだったのだから。そして、とうとう、その時がやってきたのだ。
「この男は……。鳴海幸治は、十四人もの善良な市民の命を奪ったのです。十四人です。二十代で、まだまだ未来のある青年もいました。幼い子供がいる三十代の父親もいました。子供を腹に宿した若い女性もいました。全員が、この男の凶弾によって、未来を断たれたのです。自らの欲望を満たし、自らの犯罪を隠ぺいするために……。十四人もの命を……!極悪非道……。いいえ、鳴海幸治の残虐な行いを言葉で表すことはできません」
 京助が、そう断言すると、
「嘘だ!濡れ衣だあ!」
 弁護人の隣に座る被告人鳴海幸治――五十代ながら背がありがっしりした体つきの男が立ち上がって喚き散らした。慌てて若い男の弁護人が立ち上がり、鳴海の肩を押さえつけようと試みる。
「黒星京助!貴様!よくも俺のことを罠に嵌めてくれたな!」
 喚けばよい。
 喚けば喚くほど、この男は自ら陥穽に嵌ることになるのだ。
 この裁判は、裁判員裁判だ。綿密な証拠よりも、被告人自身が一般人である裁判員に与える印象が勝敗を決すると言っても過言ではない。
 鳴海が、一歩踏み出そうとしたところで、刑務官に押さえつけられた。
 法壇に並ぶ裁判員の間に侮蔑の眼差しが浮かんだ。
「俺は何もしてない!無罪だ!俺は嵌められたんだ!」
 被告人がこのような事を喚けば、検事である自分がろくに証拠を精査せずに、被告人を起訴したような印象を与えてしまうかもしれない。
 他の事件だったらそうだろう。だが、今回の事件は、ありとあらゆる証拠が、この男が稀に見る大量殺戮事件を起こしたことを示していた。
 居並ぶ裁判員の誰もが、この男が事件を起こしたことを知っている。
 一般に裁判員は、事件に関する先入観を全く持っていない者を選ぶのが望ましいとされている。
 だが、この事件に関しては、先入観を持っていない者を選ぶことなど不可能だった。
 あの事件はあまりに鮮烈なイメージを世間に残していた。
 テレビが実況中継する中で、銃声が轟き、警察の特殊部隊が突入した時には、すべてが終わっていたのだ。

 市川市塩浜の海沿いにある鳴海倉庫運輸の事務所に銃で武装した男が立て籠ったという通報が千葉県警に寄せられたのは、約一年半前のクリスマスイブの夜のことであった。
 千葉県警は直ちに、包囲網を敷くと同時に、突入に備えて特殊部隊を呼び寄せた。
 鳴海倉庫運輸は、大型建材の輸送や販売を請け負う会社で、従業員の数は社長を含めて十五人というこじんまりとした中小企業である。敷地内には大型トラックと建材を保管する倉庫がある。事務所は倉庫の隣に建てられた二階建てのプレハブの建物。その二階に、十四人の従業員が人質に取られているという。
 しかも、立て籠っている男が、鳴海倉庫運輸の社長である鳴海幸治だという一見、不可解な事件だった。
 警察や報道機関が総力を挙げて調査した結果、鳴海が立てこもった原因は、鳴海の違法行為を古株社員が問い詰めて意見したのに対し、鳴海が激高して拳銃を持ち出したためらしいと分かった。
 鳴海は、古株社員から問い詰められた後で、社員全員に二階の会議室に集まるように命じた。
 彼は親の跡を継いだ二代目の社長であるが、ボンボン息子らしく、人使いが荒く、すぐに切れて、八つ当たりする性格だった。
 社員の全員が、鳴海のことを恐れていた。彼の命令は絶対で、集まれと命じられて、三分以内に駆けつけなければ、暴言を吐かれ暴行を受けることになるのだという。
 だからこそ、社員たちは、その後に悲劇が起きることなど想像もせずに、ロボットのように駆けつけた。
 十四人の社員が集まったところで、鳴海は拳銃を取り出して、立て籠ったのだ。
 そのことを知らせてきたのは、取引先の社員安部真二だった。契約内容の確認のために事務所を訪れると、一階がもぬけの殻で、二階から激高した声が聞こえてくる。そっと覗いて見れば、鳴海が社員たちを隅に押しやり、二丁の自動拳銃を構えているのが目についたという。
 安部にのぞき見されていることに気付いた鳴海は、安部に向けて、一発発砲した。
 とっさに隠れて、難を逃れた安部は、直ちに警察に通報した。
 そして、千葉県警による包囲網が敷かれたというわけである。

 事件はあっという間に終わった。
 警察は鳴海の説得を試みようとしたが、その暇がなかった。







第二のパナマ文書 十億稼ぐヤメ検闇弁護士の事件簿1 (弁護士の事件簿ノベルズ(web限定版))



 法的手段で対処できない案件を非合法な手段で解決。暗殺者を雇い、相手を葬ることも辞さない最凶のヤメ検闇弁護士の活躍を描くシリーズの第一弾。

 元検事の黒星京助は35歳の若さでありながら、東京秋葉原の十階建て新築ビルのオーナーである。
 弁護士登録はしておらず、表向きは隠居――セミリタイア同然の生活をしているが、実は、法的手段で解決することができない案件を非合法な手段で解決することを専門とし、時としては、拳銃とナイフを使う暗殺者を雇い、相手を葬ることも辞さない闇弁護士だ。
 京助のもとに、パナマ文書に絡む特殊詐欺の案件が持ち込まれる。被害額は三億円。詐欺グループを探し出し、金を取り戻してほしいという案件だ。
 早速、調査を開始すると、詐欺グループの背後に、大量殺人やテロ行為を辞さない過激な秘密結社が存在することが明らかに。京助の身にも暗殺者の手が忍び寄る――。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大滝 七夕
法学部在学中に行政書士、宅建等の資格を取得し、卒業後は、行政書士事務所、法律事務所等に勤務する傍ら、法律雑誌の記事や小説を執筆し、作家デビュー。法律知識と実務経験をもとにしたリーガルサスペンスを中心に、ファンタジーや武侠小説などを執筆している。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

「大滝七夕って何者?」と興味を持ってくださった方は、先ず、こちらのシリーズをご覧ください。



バイト補助者からの成り上がり 実録行政書士開業十年

 平成十五年の行政書士試験合格後、大学卒業と共に行政書士補助者となるも二か月で失業。
 人生で最もどん底の時期を生き抜き、人脈、資金、営業経験ゼロの状態から弁護士と行政書士の合同事務所を設立し、現在、十周年を過ぎた私の開業初期の実体験を記した手記。

 私の趣味と特技は小説の執筆です。学生時代は、非モテの引き籠り体質で友達が全くいませんでした。
 はっきり言って士業には全く向いていない人間です。
 おまけに、開業した時は失業状態で、資金はゼロ。行政書士会に払う登録手数料や入会金を支払うお金もありませんでした。
 何の計画もなく、見切り発車したにもかかわらず、行政書士として十年以上生き抜き、一千万以上の売上を上げている理由は、私だけの独自の営業手法『チラシ小説』にあります。
 その秘密をほんのちょっと公開しています。
 行政書士の方だけでなく、弁護士、司法書士、税理士、社会保険労務士等の他士業でも使える方法です。興味がある方は参考にしてください。

※この小説は行政書士等士業の開業テクニックを披露する事に主眼をおいたものではありません。私のプロフィールを少し詳細に紹介している私小説に過ぎないことをご承知おきください。


現在大滝七夕名義で公開している小説一覧(今後も続々増えます!お楽しみに♪)

楽々合格国家資格試験シリーズ
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ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 権利関係2
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年収一千万の行政書士補助者
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バイト補助者からの成り上がり 実録行政書士開業十年
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posted by 大滝七夕 at 23:18| 今日の小説

2017年04月05日

障害年金の不正受給 即独新米弁護士の事件簿2

障害年金の不正受給 即独新米弁護士の事件簿2

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(冒頭部抜粋)

 障害年金の不正受給 即独新米弁護士の事件簿2

                           大滝七夕
 序

「あなたは、本当に耳が聞こえないんですか?」
 末永穂香は訝しげに机を挟んで向かい側に座る男を見やった。
 濃い目のサングラスをかけた背の高い二十代前半の男である。高級スーツにピカピカのワニ革のベルト、濃紺のシャツを着て、襟元は第二ボタンまで肌蹴ており、首元に金のネックレスがちらついている。おまけに、面談中だというのに無遠慮にタバコをふかしている。
 どう見ても、堅気の男には見えないし、生活保護が必要なほど困窮しているようにも見えない。
「姉ちゃんよ。余計なことは聞かねえで、早く書類を書いて出してくれよ」
 穂香は男の口の動きを読み、男が、おおむね、そう話したのだと察した。
「千野謙太郎さん。あなたは、今、生活保護を受けているとのことですが、そんなスーツをお召しになって、本当に生活保護が必要なんですか?」
「口を閉じていれば美人なのに、ごちゃごちゃと、うるせえ姉ちゃんだな」
「質問に答えてください。疑問点がいくつもあるから、今日、事務所までお越し願ったんです」
「姉ちゃんこそ、耳が聞こえないのに、俺の話していることが分かるのか?」
「読唇術です。口の動きから、あなたの話していることが、ある程度、分かります」
「この服はなあ。昔、仕事が儲かっていた時に着ていた奴だよ。服はこれしかねえんだよ。まさか、この服を売って裸になれとでもいうのか。それとも姉ちゃんは俺の裸を見てえのか?見たけりゃ、見せてやるけどよ。その代わり姉ちゃんの裸も拝ませてもらうぜ」
 やくざ風の男――千野謙太郎が天井に向かって紫煙を噴き上げるとけらけらと笑った。
 穂香は、千野が破廉恥な言葉を口にしたのだと悟り、顔をしかめながら、視線を手元のファイルに落とした。
 これまでの記録によれば、千野は約一年六か月前に突然、突発性難聴――感音性難聴となり、医師から治療は不可能だと診断されて、身体障害者手帳を申請した。
 感音性難聴による聴力レベルは左右の耳共に一〇五デシベル。ほぼ失聴した状態であり、身体障害者等級表による級別は二級である。
 不幸なことに、失聴する前後に千野は職を失い、貯金も尽きてしまった。生活に困窮した彼は、身体障害者手帳の申請と同時に生活保護の申請も行った。今は、再チャレンジの家という低額宿泊所で最低レベルの生活を営んでいるのだという。
 失聴から一年六か月経過した今でも、聴力は回復しない。そこで今回、障害基礎年金の申請を行いたいということで、七村総合法律事務所に所属する新人の社会保険労務士末永穂香に申請の代行を依頼したというわけである。
 千野が医師の診察を受けて治療不可能な感音性難聴だと診断された日を初診日と言う。その日から一年六か月経過してなお、症状が固定していれば、その日を障害認定日と言い、障害年金の申請が可能になるのだ。
 聴力レベルが左右の耳共に一〇五デシベルと言うことは、障害年金の障害等級認定基準では一級に該当し、障害基礎年金としては最高の額――今日の年金額では年に九十七万五千百円を受け取ることができる。この年金は非課税で、まだ、二十三歳の千野は、介護保険等が差し引かれないため、そっくり受け取ることができるというわけだ。
「これでようやく、煩わしい生活保護ともおさらばできるんだ。とっとと書いてくれよ。なあ、姉ちゃんよ」
 千野が凄みのある顔を突き出してきた。穂香は畏怖したわけではないが、煙草臭さに思わず、身を後退させた。
 千野は、障害基礎年金の受給と引き換えに、生活保護は返上することになっている。
と言うのも、障害基礎年金と生活保護の支給額がほぼ同額であるため、その必要がなくなるからだ。
 それに、障害年金の方が有利な面もある。生活保護の場合には、ケースワーカーが定期的に家庭訪問してくる。生活の実体を調べるためであるが、若い者になると仕事を探しているかどうか根掘りはぼり聞かれるため、わずらわしいという面もある。が、障害年金の受給者にはケースワーカーによる訪問はない。年金を何に使おうが一切咎めはないし、仕事を探しているかどうかなど聞かれることもないのだ。
 聴覚障害の場合は五年に一度、障害の程度を確認するための定期検査を受ける必要があるが、症状が固定している限り、一生、年金を受け取り続けることができる。
「私は毎日、再チャレンジの家を訪れています。が、あなたに会ったことは一度もありません。あなたは本当にあそこで暮らしているんですか?」
「姉ちゃんが来るときは、仕事を探しに行っているんだ。一日中、引き籠っていろとでもいうのか?ごちゃごちゃぬかしていないで、書類を書けよ!」
 千野が机をゴツンと叩いた。ワンフロアの事務所内にその音が響いた。机の振動から穂香にも、その音の大きさが想像できた。きっと所長にも聞こえたに違いないと穂香は思った。
 そして、その予想は当たっていた。
 いくらもしないうちに、所長の七村力哉が衝立の向こうから白杖を突きながら、ゆっくりとした足取りで入ってきた。
 背丈は千野と同じだからそれなりにある方だ。四十代の後半ながら、贅肉のないすらりとした体つきをしており濃紺のスーツと白シャツ。地味なネクタイをしっかりと締め、左衿には金色の弁護士バッチがややくすんだ輝きを放っていた。髪型はきっちりとした七三で、整った顔立ちをしているはずだが、黒いサングラスを掛けており、表情が読み取りにくい。
「どうかしたか?」
 七村が千野の方に顔を向けて訊ねた。
 七村は、視覚障害者である。
 やはり、身体障害者等級表による級別は二級で、障害年金の障害等級認定基準では一級に該当するということだから、ほぼ失明しているに等しい状態である。
 だが、七村は、白杖だけで事務所内はもちろん、外も一人で出回ることができるそうだ。本人に言わせれば、目が見えなくなって却って、周りへの感覚が鋭くなったということらしい。今も、七村は、千野の座る位置を正確に察していた。
「所長さんよ。この姉ちゃんが、どうでもいいことを根掘り葉掘り聞いて来て、申請書を書いてくれねえんだよ。何とかしてくれよ」
「なるほど……」
 千野の姿が見えていないからだろう。七村は彼を前にしても全く臆する様子がない。どう見てもヤクザとしか思えない千野の姿をしっかりと見ることができれば、七村とて、この男の依頼を引き受けようとはしなかったはずだ。と穂香は思った。
 七村の左手が穂香の左肩をがっしりと掴んだ。
「末永。謙太郎君は、君と同じく若くして中途失聴したんだ。障害の程度も君と全く同じだ。少々、乱暴な所はあるかもしれないが、突然、耳が聞こえなくなった若者の苦しみは君がよく分かっているだろう」
 穂香はやはり、七村の口の動きを読み、彼の言ったことを、おおむね理解した。
「しかし、所長……。この方は……」
「見た目で人を判断するな。謙太郎君が善良な心の持ち主であることは、私には分かる。頼まれたとおりに、申請書を書いて市役所に持っていきなさい」
「いいえ。所長。この方は明らかに詐病です。決して耳は悪くありません。本当に耳の聞こえない私だからこそ分かるんです」
「末永!」
 七村が突然、怒鳴り声を漏らした。穂香には、その声が聞こえないが、強張った顔つきからして、彼がどなったのだということは分かる。
「はい!」
「お前は医者なのか!」
「いいえ。医者ではありません。ですが……」
「医者でもない者がどうして詐病だと診断できる!医師の診断書には、治療不可能な感音性難聴でほぼ失聴していると書かれているんだろう?その医者が詐病を見抜けなかったとでも言いたいのか!」
「いいえ……。ですが……」
「診断書を書いたのはどこの病院の何という名前の医師だ!」
「山久地クリニック――内科、耳鼻科、眼科、精神科――の院長山久地信夫。耳鼻科医師です」
「そうだ。山久地クリニックが何年前からやっているか知っているのか?山久地先生の耳鼻科医師としてのキャリアがどれほどか知っているのか?」
「いいえ……」
「山久地クリニックは十年前からやっている。山久地先生は私の友人で、彼の耳鼻科医師としてのキャリアは二十年以上になる。その山久地先生が詐病を見抜けなかったとでも言いたいのか!」
「いいえ……」
「だったら、医師の診断にけちを付けるな!依頼されたとおりに、申請書を書け!」
 穂香は歯を食いしばって目を伏せた。
「まあまあ、所長さんよ。それくらいにしとけ。姉ちゃんが泣きそうな顔しているぜ」
 千野がせせら笑いの声を漏らしながら、七村の肩を叩いた。
「謙太郎君。すまなかったね。君はもう帰って構わない。あとは私が責任を持って、末永に申請書を書かせよう」
「頼んだぜ。所長さんよ。俺は外回りして一稼ぎしに行かねえとならねえんだ」
「仕事の邪魔をして悪かったね」
「ああ。後はよろしくな」
 千野はそう言いおくと肩をそびやかしなから、事務所から出て行った。入り口のアルミ製の引き戸がバタンと閉まる時の振動を穂香も感じることができた。
「さっさと書け!」
 七村はそう怒鳴ると、自分の机に戻った。

 ※

 その事務所の表看板には、営業代行会社アポイントサービスとあったが、事務所の中は、がらんとしており殺風景な雰囲気だった。
 営業代行会社とあるにも拘らず、営業成績を示すグラフの類はない。
 入り口のドアは分厚い鉄製の扉で、扉の手前には応接用のセット。その奥には、事務用の机が向かい合わせに置かれているが、書類やノートパソコンなどの事務用品の類は全くない。固定電話が一つあるだけだ。
 事務所の片隅に折り畳み式のローテーブルが置かれ、割り箸の束の入った袋が山積みになっているだけだった。
 六十前後の男が応接用のソファに深く腰を下ろして、紫煙をくゆらせていた。
 剃り込みのある白髪交じりの短髪に、口髭を蓄えた強面顔。中背ながらも筋骨隆々とした体格をしている。白シャツに地味目のネクタイを締めているが、身に付けているスーツは高級品で、左腕からはブランド物の金時計がちらついていた。
 一応、中小企業の社長という風情を装っているが、只ならぬ雰囲気を醸し出しており、堅気の男ではないことは一目で分かる。
 ノックして事務所に入った千野謙太郎はその男の傍らに立って一礼した。
「謙太郎。遅いぞ。どこに行っていたんだ?」






障害年金の不正受給 即独新米弁護士の事件簿2


 金なし、コネなし、実務経験なし。だけど熱意だけは誰にも負けない!即独新米弁護士が、障害者をコケにし、障害年金を不正受給する暴力団顧問弁護士を成敗!悪用厳禁!

 暴力団による障害年金の不正受給――。それも百万円や二百万円の話ではない。
 組員一人あたり年間一千万円。組全体では数千万円以上の障害年金が不正にかき集められて、暴力団の資金源に組み込まれている!

 正義感あふれる新米弁護士三文純一の事務所に、障害者問題を専門に手掛ける法律事務所で働いている社会保険労務士末永穂香がそのような情報を持って助けを求めてくる。
 暴力団の不正受給を告発しようとしたところ、組員に襲撃された挙句、勤務先の法律事務所からは、穂香自身が不正受給を主導していたものとみなされて、告訴されそうになっているのだという。
 純一らが調べを進めると、一人の暴力団組員による単純な障害年金の不正受給ではなく、クリニック、障害者作業所、法律事務所、半グレ集団が関与する大きな事件であることが明らかになる。
 さらに、過去にも、不正を告発しようとした女性社会保険労務士が、失踪していることが判明。
 純一たちも、拳銃やナイフで武装した暴力団や半グレ集団の襲撃を受ける。
 果たして、純一たちは、穂香を守り切り、不正を告発することができるのか……?


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大滝 七夕
法学部在学中に行政書士、宅建等の資格を取得し、卒業後は、行政書士事務所、法律事務所等に勤務する傍ら、法律雑誌の記事や小説を執筆し、作家デビュー。法律知識と実務経験をもとにしたリーガルサスペンスを中心に、ファンタジーや武侠小説などを執筆している。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


「大滝七夕って何者?」と興味を持ってくださった方は、先ず、こちらのシリーズをご覧ください。



バイト補助者からの成り上がり 実録行政書士開業十年

 平成十五年の行政書士試験合格後、大学卒業と共に行政書士補助者となるも二か月で失業。
 人生で最もどん底の時期を生き抜き、人脈、資金、営業経験ゼロの状態から弁護士と行政書士の合同事務所を設立し、現在、十周年を過ぎた私の開業初期の実体験を記した手記。

 私の趣味と特技は小説の執筆です。学生時代は、非モテの引き籠り体質で友達が全くいませんでした。
 はっきり言って士業には全く向いていない人間です。
 おまけに、開業した時は失業状態で、資金はゼロ。行政書士会に払う登録手数料や入会金を支払うお金もありませんでした。
 何の計画もなく、見切り発車したにもかかわらず、行政書士として十年以上生き抜き、一千万以上の売上を上げている理由は、私だけの独自の営業手法『チラシ小説』にあります。
 その秘密をほんのちょっと公開しています。
 行政書士の方だけでなく、弁護士、司法書士、税理士、社会保険労務士等の他士業でも使える方法です。興味がある方は参考にしてください。

※この小説は行政書士等士業の開業テクニックを披露する事に主眼をおいたものではありません。私のプロフィールを少し詳細に紹介している私小説に過ぎないことをご承知おきください。


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2017年04月04日

遺産はアンティークコインにぶち込め? 即独新米弁護士の事件簿1

遺産はアンティークコインにぶち込め? 即独新米弁護士の事件簿1

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(冒頭部抜粋)

 遺産はアンティークコインにぶち込め? 即独新米弁護士の事件簿1

                               大滝七夕

 1、落ちこぼれ弁護士とやり手行政書士

「お年寄りを訪問して、うちの宗教団体――金天教に遺贈する旨の遺言書を書いて頂くだけの簡単なお仕事です」
「はあ……?」
「実際に相続が発生し、金天教への遺贈が行われた場合は、遺贈された財産のうち、十%を三文先生の成功報酬としてお支払いすることになります」
「遺言執行者としての報酬と言うことですか?」
「いえいえ。違いますよ。遺言執行者としての報酬は、遺言者から頂くものでしょ。それとは別に、金天教からも報酬をお支払いするということですよ。一千万円の遺産が寄付されれば、報酬は百万円ですよ。この額がほとんど何もしなくても先生の懐に入るわけですよ。悪くないと思いませんか?」
「そりゃ……美味しい話ですね……」
 安物の黒スーツをまとい、左衿には金ぴかの弁護士バッチを付けた青年が生唾を飲み込んだ。
 この青年の名前は、三文純一と言う。二十八歳の独身だ。
 背丈は百七十前後であろう。低くもなく高くもない。細面の顔立ちに清潔感のある黒髪のショートカット。無駄な贅肉が付いていない体格をしており、目つきは、研ぎ澄まされたナイフを思わせるように鋭い。
 見るからに大手法律事務所のやり手の若手弁護士と言う雰囲気であるが、純一は、見た目とは裏腹に落ちこぼれ弁護士だった。
 いや……落ちこぼれと一言で片付けられないほど惨めな境遇だった。
 私立中庸大学法学部法律学科という中堅の大学を卒業すると同時に私立中庸大学法科大学院に入学し、卒業後は、一年の浪人生活の末ようやく、司法試験に合格した。
 司法修習を終えて、これで俺の輝かしい未来が開けたぁぁぁ!と意気軒昂としたのも、つかの間。
 各地の法律事務所を訪問し、就職活動をしたものの、どこからも採用されなかったのだ。
 出身が中堅の大学と言うこともあり、大手の法律事務所に入れるとは思っていなかった。だから、謙虚に中小規模の法律事務所に絞って就職活動をしたのだが、小さな事務所だと、そもそも、新人を採用していないという所がほとんどだったし、採用していても、一人の枠に十人以上が応募しているというありさま。おまけに、新人の採用のはずなのに、即戦力を求めており、法律関係の仕事に関わった経験を問われることもあった。もちろん、大学を出てからすぐに法科大学院に入学した純一に職歴などない。
 弁護士としてキャリアを積む以前に、入る法律事務所を見つけることができずに、いきなりつまずいてしまったのだ。
 やむを得ず、純一は、個人で開業することにした。
 働いたことは一度もないのだから、もちろん、資金などない。銀行だって、新人の弁護士に資金を貸してくれるはずもなく、自宅アパートを事務所として開業した。形だけならば、弁護士を開業するのに特別な物は必要ない。机と椅子と電話とパソコン。それに資格があれば、弁護士はいつでもどこでも開業できる。オフィスを借りる必要はなく、自宅アパートで開業したってよいのだ。
 だが……。
 電話帳に名前が載ったものの電話は全く鳴らなかった。ブログやSNSにも書き込みをしてアピールしたが、そもそも、効果的な宣伝方法を知らない純一が、漫然と記事を書いているだけでは、問い合わせにつながるわけもなかった。
 開業してからの一年間でやった仕事と言えば、同じアパートに住む住民同士が生活の騒音をきっかけでもめ事になったのを仲裁したことだけである。報酬は、
「兄ちゃん。ありがとな」
 と、上の階のヤクザっぽい外見のおっさんが投げてよこした缶コーヒー一本。
 そもそも、仕事と言えるかどうかも微妙な事案だった。
 仕事がないので収入もゼロ。貯金が目減りし続けるばかりで、来月はアパートの家賃さえも支払えるかどうか微妙――と言うところまで純一は、追い詰められていた。
 そんな時に、一本の電話がかかってきたのだ。
 それが、金天教という宗教団体からの仕事の勧誘だった。とにかく、どんな仕事でも引き受ける気になっていた純一は細かいことは考えずに、船橋市の郊外にある金天教の本部なる場所へ赴いた。梨畑に囲まれた閑散とした僻地で、オフィスや宗教施設というよりも、普通の団地の一室という感じの場所だった。
 案内されたオフィスの会議室で、純一は、山原龍太と名乗った巨漢と面談したのだ。
 山原龍太は、決して若くないが、プロレスラーかと思うほどの筋骨隆々とした巨漢だった。わずかに白髪が混じる髪は角刈りにしており、目つきには只ならぬすごみがあった。黒い高級スーツを身に付けており、左衿に弁護士バッチが付いていなければ、ヤクザと見分けが付かないところだった。
 山原龍太は、純一と顔を合わせるなり、金天教の顧問弁護士だと名乗った。名刺は、もらっていないが、弁護士バッチは本物だし、偽弁護士と言うことはないだろうと思った。
 山原龍太から紹介された仕事は、相続税が課されそうなほど金を持っている老人を訪問して、金天教への遺贈をお願いしろというものだった。もちろん、遺贈して頂けるようであれば、弁護士として遺言書の作成をサポートする。
「問題は金天教に遺贈してくれる年配の方をどうやって見つけるかということですよね?」
 と、純一が緊張した面持ちで訊ねると山原龍太は、口角を上げて飛びっきり愛想のよい顔を見せた。
「遺贈してくれる方を探す方法は三文先生にお任せしますよ。三文先生の顧問先を訪問するのでもよいですし、何かのリストを見つけて片っ端から訪問してもいいですし、相続税対策セミナーを開いても構いませんよ」
「しかし……、恥ずかしい話ですが、私は、顧問先などまだ一つもないし、訪問営業やセミナーの講師をやったことはないですし……」
 純一がしり込みすると山原龍太は笑みを崩さずにうなずいた。
「三文先生が開業したての若手弁護士であることはもちろん存じていますよ。これからぜひ頑張っていただきたいと思います。私も、先輩として、三文先生の活躍に期待しています。しかし、今の時代は、若手弁護士にとっては厳しい時代ですからねえ。司法試験合格者が増えている一方で、法律事務所の求人は横ばい状態でしょ。新人弁護士の中には、就職先がなくて、自宅で開業する人もいる」
「ええ。私がまさにそうですよ……」
「そもそも、司法試験の合格者を増やすということが間違いだったんですなあ。金のかかる法科大学院制度といい、素人を司法に関わらせる裁判員制度といい、司法制度改革なんて改悪ですよ。三文先生もご存知だと思いますが、日本の法律実務家は、弁護士だけではありません。弁理士、税理士、司法書士、社会保険労務士、行政書士などの隣接法律専門職もいるわけです。彼らの存在を無視して無理やり弁護士の数だけ増やそうとしても、飽和してしまうのは当然ですなあ。三文先生もそうお思いでしょう?」
「ええ。全くおっしゃる通りだと思います」
「でも、文句を言っていても仕方ありません。昔の方がよいにしても、今更、制度を元に戻すことは難しいでしょう。我々は与えられた条件の中で生きてゆくしかないわけです。弁護士もたくましく生きなければなりませんよ。従来の弁護士業務だけでなく、新しい業務を開拓していく必要があります。相続税を心配している年配の方に遺贈を求めるというのも新しい業務ですよ。相続税法の改正で、相続税の基礎控除額が縮減したのは、まさにビジネスチャンスと言えますよ」
「新しい業務……ビジネスチャンスですか……?」
 山原龍太は、急に真顔になると凄味のある眼差しを向けてきた。純一は、一瞬、背筋が凍るような思いがした。
「これからの話はオフレコだからね。ボイスレコーダーを隠し持っていないよね?」
「ええ。ボイスレコーダーは持っていません」
「遺贈を求めるにしてもね。健康な老人に頭を下げて寄付してくださいってお願いして回るのは、効率が悪いよ。それに、訪問営業するのは弁護士の仕事じゃないよね」
「確かに訪問営業は弁護士の仕事じゃないですね……」
「狙うなら、寝たっきりの老人とか、認知症で自分の資産がどれだけあるのか分からなくなっているような老人だよ。お金のかかる老人ホームに入っている老人だと意外に資産に余裕があるからねえ。そういう人に遺言書を書かせるんだよ」
「はあ……?」






遺産はアンティークコインにぶち込め? 即独新米弁護士の事件簿1


 金なし、コネなし、実務経験なし。だけど熱意だけは誰にも負けない!
 即独新米弁護士が、カルト教団の顧問を務めるベテラン弁護士の陰謀を打ち砕く!

「生き残りたければ、倫理だの正義だのと言う青臭い考えを捨てることだ。儲かっている弁護士ほど、裏ではあくどい事をしているもんなんだよ。痴呆の老人に偽の遺言書を書かせて遺産をそっくり頂くことくらいどうってことないだろう」

 カルト教団の顧問を務める悪徳弁護士の口から出たその言葉に、正義感あふれる二八歳の新米弁護士三文純一は愕然とした。
「たとえ食えなくても、遺言書を偽造してお年寄りの遺産を搾取するようなことはしない!」と決心するものの、開業後一年経っても仕事は一つも舞い込まず、家賃の支払いさえ危ぶまれる状況に陥る。
 そんな折、大学時代の彼女――大浪里奈が駅前の一等地で、介護サービス事業、遺品整理業の営業許認可と会社設立を専門とする『大浪行政書士・社会保険労務士事務所』を経営し、業績を着々と伸ばしていることを知り、仕事を回してほしいと懇願する。
「弁護士ではなく、行政書士の補助者として働くこと」という屈辱的な条件を突き付けられるが、背に腹はかえられず、里奈の下で働き始める。
 やがて、里奈が開業をサポートした老人ホームにカルト教団と悪徳弁護士らの魔の手が伸びていることを知った純一は、里奈たちの助けを得ながら、お年寄りたちを守り、被害者を救済すべく、立ち上がる。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大滝 七夕
法学部在学中に行政書士、宅建等の資格を取得し、卒業後は、行政書士事務所、法律事務所等に勤務する傍ら、法律雑誌の記事や小説を執筆し、作家デビュー。法律知識と実務経験をもとにしたリーガルサスペンスを中心に、ファンタジーや武侠小説などを執筆している。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


「大滝七夕って何者?」と興味を持ってくださった方は、先ず、こちらのシリーズをご覧ください。



バイト補助者からの成り上がり 実録行政書士開業十年

 平成十五年の行政書士試験合格後、大学卒業と共に行政書士補助者となるも二か月で失業。
 人生で最もどん底の時期を生き抜き、人脈、資金、営業経験ゼロの状態から弁護士と行政書士の合同事務所を設立し、現在、十周年を過ぎた私の開業初期の実体験を記した手記。

 私の趣味と特技は小説の執筆です。学生時代は、非モテの引き籠り体質で友達が全くいませんでした。
 はっきり言って士業には全く向いていない人間です。
 おまけに、開業した時は失業状態で、資金はゼロ。行政書士会に払う登録手数料や入会金を支払うお金もありませんでした。
 何の計画もなく、見切り発車したにもかかわらず、行政書士として十年以上生き抜き、一千万以上の売上を上げている理由は、私だけの独自の営業手法『チラシ小説』にあります。
 その秘密をほんのちょっと公開しています。
 行政書士の方だけでなく、弁護士、司法書士、税理士、社会保険労務士等の他士業でも使える方法です。興味がある方は参考にしてください。

※この小説は行政書士等士業の開業テクニックを披露する事に主眼をおいたものではありません。私のプロフィールを少し詳細に紹介している私小説に過ぎないことをご承知おきください。


現在大滝七夕名義で公開している小説一覧(今後も続々増えます!お楽しみに♪)

楽々合格国家資格試験シリーズ
ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 権利関係1
ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 権利関係2
ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 権利関係3

行政書士の事件簿シリーズ
年収一千万の行政書士補助者
地下アイドル殺害事件 一億稼ぐ行政書士の事件簿1
JKリフレ殺人事件 特別中編 一億稼ぐ行政書士の事件簿2
民泊ビジネスの闇 一億稼ぐ行政書士の事件簿3

弁護士の事件簿シリーズ
遺産はアンティークコインにぶち込め? 即独新米弁護士の事件簿1
障害年金の不正受給 即独新米弁護士の事件簿2
第二のパナマ文書 十億稼ぐヤメ検闇弁護士の事件簿1
藁の上からの養子 即独新米弁護士の事件簿3
女子大生レイプ事件 即独新米弁護士の事件簿4

女子大消費生活センターの事件簿シリーズ
ドロップシッピングの甘い罠 女子大消費生活センターの事件簿1
コンビニに二十万円をだまし取られた件について 女子大消費生活センターの事件簿2

大滝七夕私小説
バイト補助者からの成り上がり 実録行政書士開業十年
食える行政書士になりたければネットも営業もやめよう 実録行政書士開業十年2
食える行政書士だけが知っている孫子の兵法の読み方1 実録行政書士開業十年3
食える行政書士だけが知っている孫子の兵法の読み方2 実録行政書士開業十年4
食える行政書士だけが知っている孫子の兵法の読み方3 実録行政書士開業十年5

和風ファンタジー小説
火車組顛末記
天下三剣
必中飛刀の鷹幸
僕はさすらいの十手持ち
よろず暗殺仕ります!暗殺屋(アサシンヤ)疾風忍

中華ファンタジー小説
偽宦官になって紫禁城でハーレム生活
武侠小説 襄陽城の蘭陵王
武侠小説 紅面剣侠
武侠小説 刀伊の入寇
武侠小説 東京開封府天狗伝説
武侠小説 チンギス・ハーンの秘伝書
武侠小説 劈風魔神剣伝説

リーガルファンタジー小説
遺言執行士のお仕事
エンジェルハート法律事務所
被告人は勇者様 弁護士ビアンカ・グリシャムの事件簿

posted by 大滝七夕 at 21:38| 今日の小説
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