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2018年02月11日

民泊ビジネスの闇 一億稼ぐ行政書士の事件簿3

民泊ビジネスの闇 一億稼ぐ行政書士の事件簿3

PRノベル時代はライトノベル、時代小説を読めるオンライン小説サイト/ケータイ小説サイトです。息抜きに軽く読める小説がたくさんありますよ

(冒頭部抜粋)

 民泊ビジネスの闇 一億稼ぐ行政書士の事件簿3

                             大滝七夕

 1、無断転貸

 行政書士法人倉部事務所の所長である倉部友幸が『民泊』という言葉を初めて目にしたのは、『月刊日本行政』の二〇一六年五月号五二二号だった。
 『月刊日本行政』というのは、日本行政書士連合会が会員向けに業務情報を提供している月刊誌である。それほど詳しいことが書かれているわけではないが、今日、開業している行政書士として最低限知っておくべきことがまとめられているし、時として、新しいサービスのヒントを得られることもあるので、友幸も欠かさず、目を通している。
 『「民泊サービス」の現況と行政書士業務』と題されたそのページには、民泊サービスの在り方に関する検討会で、現在、議論されている論点や特区における現況。関係法令である旅館業法の問題点と民泊サービスに適用する場合の対応策。行政書士が民泊ビジネスと如何に関わることになるかということが簡潔にまとめられていた。
 飲食店営業、喫茶店営業、風俗営業等の営業許認可と会社設立を専門としている友幸の事務所にとっては、あまり関係のないことだと思い、ざっと目を通しただけで、詳細な業務研究は行っていなかったのだが、それから二月もしないうちに、『民泊』という言葉をクライアントの口から聞かされることになるとは思わなかった。

「ちょっと待て。今、『民泊』と言ったか?」
 友幸は、法律用箋に万年筆を走らせる手を止めて、顔を上げた。
「そう。民泊だよ。知らない?最近、流行っているらしいんだよ。自分の持っている空き物件を民泊仲介サイトに登録してさあ、外国人観光客とかに貸し出すんだって」
「その民泊なら、ちらっと目にしたことはあるな」
「その女は、うちの親父の賃貸マンションを四部屋も借りて、勝手に民泊をやっていたんだよ」
「四部屋か?一人で四部屋も借りるなんてちょっとおかしいな。転貸するつもりだというのがバレバレじゃないか?」
「そうだろう。うちの親父は甘かったからさ。何のために借りているのか、よく調べもしないで、借りていいよ。と言っちゃったみたいなんだよね。仲介した不動産屋は――香恋の店だけどさ――香恋は、民泊に使うつもりみたいですよ。と言っていたけど、親父はそもそも、民泊という新単語を知らなかったわけだ」
「要するに転貸だろ。そう言えば意味は分かったんじゃないか?」
「それでもいいよ。と言ったんだってさ。だけどよ。うちの親父の賃貸マンションを勝手に、外国人に貸しやがって、火事になったり、近隣トラブルになったり、犯罪グループのアジトに使われたら、どう責任を取ってくれるんだという話だよ」
 面談スペースのテーブルを挟んで向かい側に座るスポーツ刈りの巨漢が憮然として言う。
 友幸は、濃紺のスーツを着込んでいたが、巨漢は夏用の涼しげな色合いの作業着姿だった。
 巨漢は、友幸よりも一回り大きな体つきをしており、半袖シャツの袖口からはたくましそうな腕が露出している。熊を思わせる体つきをしているが、顔を見やれば、子犬を思わせる愛嬌のある目つきをしており、ショートカットの髪型に鷲を思わせる目つきをした精悍な顔立ちの友幸とは対照的だった。
 そんな顔立ちだから、友幸と同じ年齢にも拘らず、随分と若く見える。おまけにスポーツ刈りなので、高校球児の中に混じっていても、見分けがつかないんじゃないかと思うほどだ。
 この男の名は、能世兵太。
 父親から引き継いだ能世建設株式会社を経営し、一級建築士の資格を有していて、能世一級建築士事務所を併設している。
 友幸の高校時代からの友人であり、クライアントにして、ビジネスパートナーでもある。
 クライアントというのは、もちろん、建設業許可や経営事項審査を初めとした建設業関係の業務を行政書士法人倉部事務所が担っているという意味だ。
 兵太の父能世格三が経営していた時は、他の事務所に依頼していたらしいが、能世兵太の代になってからは、友幸に依頼するようになったのだ。大御所である能世格三は、兵太に今までの事務所を使いなさいと言っていたが、友幸が何度も能世格三に会って話をし、信頼を勝ち取ったことから、全面的に業務を任せてもらえることになったのだ。
 この度、能世格三が死去した際には、友幸も葬儀に参列し、相続手続きに関しても、全面的に一任されていた。
 ビジネスパートナーというのは、飲食店営業、喫茶店営業、風俗営業等の営業許認可の際、友幸と兵太が連携することがよくあるという意味だ。例えば、飲食店が新規に出店するには、設計図を引く時から設備や衛生面等で役所との細かな打ち合わせが必要になる。
 友幸は新規に開店したいという依頼を受けた時は、クライアント側が設計事務所や建設会社を決めていなければ、兵太を紹介していたし、兵太が依頼を受けた時も役所との折衝役やコンサルタントとして友幸を紹介してくれる。
 友幸と兵太は友人としてはもちろんのこと、ビジネス面でも水魚の交わりのような関係だった。
「その賃貸マンションは、確か……『ノセパレス』という名前だよな。四階建て十六部屋あるっていう」





民泊ビジネスの闇 一億稼ぐ行政書士の事件簿3 (行政書士の事件簿ノベルズ(WEB限定版))


 民泊ビジネスの裏で暗躍する
 不法滞在中国人の恐るべき陰謀!
 一億稼ぐ行政書士友幸に命の危険が迫る!
 行政書士の事件簿ノベルズ(WEB限定版)第四弾


 行政書士の倉部友幸は三十歳になったばかりでありながら、都心に近い駅前の一等地に事務所を構え、二人のパートナー行政書士と十人の補助職員を使う行政書士法人倉部事務所の所長である。飲食店営業、喫茶店営業、風俗営業等の営業許認可と会社設立という事業者向けの法務サービスを主として提供している。

 友幸は高校時代の友人で一級建築士の能世兵太から、亡父能世格三の相続手続きの依頼を受けるが、相続財産の一つである賃貸マンション『ノセパレス』で賃借人真中理央が無許可で中国人向けの民泊をやっていることが判明する。
 兵太は、賃借人真中理央を追い出したうえで、旅館業法の簡易宿所の許可を取得し、自ら民泊ビジネスに乗り出そうと考え、友幸にその手続きを依頼する。
 一方、真中理央側は、能世格三が残したという自筆証書遺言の検認を家庭裁判所に申し立てる。そこには、真中理央を遺言認知し、『ノセパレス』を相続させる旨が記されていた。
 亡父が遺言書を残すはずがないという兵太の抗弁を受け、友幸が調べを進めてゆくと、民泊ビジネスの陰で暗躍する不法滞在中国人たちの恐るべき陰謀が判明。真中理央らが行方知れずになり、友幸の身にも危険が迫る。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大滝 七夕
法学部在学中に行政書士、宅建等の資格を取得し、卒業後は、行政書士事務所、法律事務所等に勤務する傍ら、法律雑誌の記事や小説を執筆し、作家デビュー。法律知識と実務経験をもとにしたリーガルサスペンスを中心に、ファンタジーや武侠小説などを執筆している。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
posted by 大滝七夕 at 20:39| 今日の小説

2018年02月10日

ドロップシッピングの甘い罠 女子大消費生活センターの事件簿1


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(冒頭部抜粋)

 ドロップシッピングの甘い罠 女子大消費生活センターの事件簿1

                              大滝七夕

 1、房総女子大学消費生活センター

「一人で悩んでいても、しょうがない。やっぱり、相談しよう……」
 ちょうどお昼の時間だった。房総女子大学の学食は、トレイにサンドイッチやコーヒーを載せた女子学生たちが、ごった返していた。
 たくさんの女子学生たちが友達とテーブルを囲んでおいしそうにお昼ごはんを食べている。席はもう満員だった。
 女子大の学食だというのに、なぜか、男子学生の姿もある。近隣の大学の男子が女の子目当てで乗り込んできたのだろうか。尤も、房総女子大学の学食は、ヘルシーでおいしいことが近隣にも知れ渡っており、わざわざ、他所の大学や近所に住む人たちがやってきて、食堂代わりに利用していることもある。
 校舎は男子禁制だが、学食は、解放されており、誰でも入ることができるのだ。
 先ほどつぶやいた女子学生は、その喧騒の中、学食の入り口に一人ポツンと立っていた。
 彼女の名前は、七緒絵美里。
 短めの黒髪をツインテールの型にしている童顔の女子である。紺のチェック柄のスカートに薄いピンク色のYシャツを着てリボンを付け、紺のニットを羽織っているので、傍から見れば、現役の女子高校生……いや、中学生に間違われることもある。
 だが、絵美里は、房総女子大学の法学部の一年生なのだ。
 秋田の田舎――それも熊が出没するような山奥の村から上京してきて、今年の春から一人暮らしを始めたばかりである。大学に通い始めて、一か月にもならず、友達と言えるような人は一人もいない。高校まで一緒だった地元の友達で、房総女子大学に進学した子も一人もいなかった。
 房総女子大学は女子大としてはトップクラスの偏差値を誇り、法学部も要している大学だ。
 女子大というと良妻賢母を目指すための教育や女性教育者の育成が主な目的とされていて、法学部のような実学系の学部はないところが多い。
 しかし、今時、良妻賢母を目指すために女子大に進学する人など一部のお嬢様くらいで、ほとんどの女子は、よりよい就職先を狙って大学に進学する。
 房総女子大学が法学部を設置したのも、時代の流れに沿ったものなのだろう。法科大学院はないものの卒業後、他の大学の法科大学院に進学して、法曹資格を獲得した卒業生もポツポツと現れ始めているという。
 絵美里は、法曹になりたいという野心を持っているわけではないが、ずる賢い奴らから身を守るためには、法律の知識を身に付ける必要があると思ったのだ。
 秋田の田舎町から出てくる時も、祖母から、「都会は魑魅魍魎が跋扈する恐ろしいところだからね。騙されないように気を付けるんだよ」と言われて、ビクビクしていたものである。
 常に、周りを油断なく警戒していたつもりだったのだが……。
 まさか、一月足らずのうちに、悪質商法に引っかかってしまうとは思いもしなかった。

 絵美里は、学食に入るのをやめて、その隣の部屋に目を向けた。
 扉の所に手作りと分かる看板がかかっており、『房総女子大学消費生活センター』と記されていた。
 その脇に女子学生の写真入りのポスターが張られていて、
『「悪質商法」の被害に遭わないためには、「おいしい話」や「甘い誘い」に乗らないことが大切です。「自分はだまされない」と思っていても、相手はセールスのプロ。 甘い言葉や笑顔、時には泣き落としといった巧みな手口で契約させようとします。おかしいと思ったら、すぐに相談してください。房総女子大学消費生活センターはいつでもあなたを待っています』
 と記されていた。
 入り口の扉が開け放たれていた。








ドロップシッピングの甘い罠 女子大消費生活センターの事件簿1 (消費生活センターの事件簿ノベルズ)


 国民生活センター、消費生活センターに寄せられる最新の事案、判例を元にした消費者トラブルエンターテインメント。
 萌え系女子大生消費生活相談員と一緒に、あなたも賢い消費者になろう!


 秋田の田舎から上京し、房総女子大学法学部一年生になったばかりの七緒絵美里は、ネット通販で、『初回お試し価格五百円』の広告に釣られて、美容食品を購入する。
 しかし、お試し価格で購入するには、最低六か月、金額にして六万円の定期購入が条件だったことが判明。八日間の返品期間を経過してしまい、困り果てた絵美里は、学生ボランティアによって運営されている『房総女子大学消費生活センター』の門をたたく。

 房総女子大学消費生活センターには、司法試験予備試験に合格済みの俊才――部長の神前愛佳、女子大空手全国大会で優勝した経験のある武闘派――白砂菜月、実家が超大金持ちのおっとりお嬢様――芽森琴音ら、癖のある女子大生消費生活相談員とやる気のない二十四歳の顧問弁護士村正翔太がいた。
 彼女たちの助けを得ながら、解約を試みようとすると……。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大滝 七夕
法学部在学中に行政書士、宅建等の資格を取得し、卒業後は、行政書士事務所、法律事務所等に勤務する傍ら、法律雑誌の記事や小説を執筆し、作家デビュー。法律知識と実務経験をもとにしたリーガルサスペンスを中心に、ファンタジーや武侠小説などを執筆している。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
posted by 大滝七夕 at 20:01| 今日の小説

2018年02月08日

第二のパナマ文書  十億稼ぐヤメ検闇弁護士の事件簿1

第二のパナマ文書  十億稼ぐヤメ検闇弁護士の事件簿1

PRノベル時代はライトノベル、時代小説を読めるオンライン小説サイト/ケータイ小説サイトです。息抜きに軽く読める小説がたくさんありますよ

(冒頭部抜粋)

 第二のパナマ文書  十億稼ぐヤメ検闇弁護士の事件簿1

                            大滝七夕

 検事黒星京助は、被告人鳴海幸治をキッと見据え、手をしっかり伸ばして人差し指を彼に突き付けた。
「この男は……」
 上司からいつも、そうするように言われていた。
「必ず、被告人を指さすんだぞ。絶対の確信を以て被告人を起訴したということを法廷の場で示すには、被告人を指さすのが一番だ」
 と。だから、京助はそうした。言われなくても、そうしていただろう。
 なぜなら、厳しい競争を勝ち抜いて、検事の職を手にしたのは、この男を地獄に突き落とすためだったのだから。そして、とうとう、その時がやってきたのだ。
「この男は……。鳴海幸治は、十四人もの善良な市民の命を奪ったのです。十四人です。二十代で、まだまだ未来のある青年もいました。幼い子供がいる三十代の父親もいました。子供を腹に宿した若い女性もいました。全員が、この男の凶弾によって、未来を断たれたのです。自らの欲望を満たし、自らの犯罪を隠ぺいするために……。十四人もの命を……!極悪非道……。いいえ、鳴海幸治の残虐な行いを言葉で表すことはできません」
 京助が、そう断言すると、
「嘘だ!濡れ衣だあ!」
 弁護人の隣に座る被告人鳴海幸治――五十代ながら背がありがっしりした体つきの男が立ち上がって喚き散らした。慌てて若い男の弁護人が立ち上がり、鳴海の肩を押さえつけようと試みる。
「黒星京助!貴様!よくも俺のことを罠に嵌めてくれたな!」
 喚けばよい。
 喚けば喚くほど、この男は自ら陥穽に嵌ることになるのだ。
 この裁判は、裁判員裁判だ。綿密な証拠よりも、被告人自身が一般人である裁判員に与える印象が勝敗を決すると言っても過言ではない。
 鳴海が、一歩踏み出そうとしたところで、刑務官に押さえつけられた。
 法壇に並ぶ裁判員の間に侮蔑の眼差しが浮かんだ。
「俺は何もしてない!無罪だ!俺は嵌められたんだ!」
 被告人がこのような事を喚けば、検事である自分がろくに証拠を精査せずに、被告人を起訴したような印象を与えてしまうかもしれない。
 他の事件だったらそうだろう。だが、今回の事件は、ありとあらゆる証拠が、この男が稀に見る大量殺戮事件を起こしたことを示していた。
 居並ぶ裁判員の誰もが、この男が事件を起こしたことを知っている。
 一般に裁判員は、事件に関する先入観を全く持っていない者を選ぶのが望ましいとされている。
 だが、この事件に関しては、先入観を持っていない者を選ぶことなど不可能だった。
 あの事件はあまりに鮮烈なイメージを世間に残していた。
 テレビが実況中継する中で、銃声が轟き、警察の特殊部隊が突入した時には、すべてが終わっていたのだ。

 市川市塩浜の海沿いにある鳴海倉庫運輸の事務所に銃で武装した男が立て籠ったという通報が千葉県警に寄せられたのは、約一年半前のクリスマスイブの夜のことであった。
 千葉県警は直ちに、包囲網を敷くと同時に、突入に備えて特殊部隊を呼び寄せた。
 鳴海倉庫運輸は、大型建材の輸送や販売を請け負う会社で、従業員の数は社長を含めて十五人というこじんまりとした中小企業である。敷地内には大型トラックと建材を保管する倉庫がある。事務所は倉庫の隣に建てられた二階建てのプレハブの建物。その二階に、十四人の従業員が人質に取られているという。
 しかも、立て籠っている男が、鳴海倉庫運輸の社長である鳴海幸治だという一見、不可解な事件だった。
 警察や報道機関が総力を挙げて調査した結果、鳴海が立てこもった原因は、鳴海の違法行為を古株社員が問い詰めて意見したのに対し、鳴海が激高して拳銃を持ち出したためらしいと分かった。
 鳴海は、古株社員から問い詰められた後で、社員全員に二階の会議室に集まるように命じた。
 彼は親の跡を継いだ二代目の社長であるが、ボンボン息子らしく、人使いが荒く、すぐに切れて、八つ当たりする性格だった。
 社員の全員が、鳴海のことを恐れていた。彼の命令は絶対で、集まれと命じられて、三分以内に駆けつけなければ、暴言を吐かれ暴行を受けることになるのだという。
 だからこそ、社員たちは、その後に悲劇が起きることなど想像もせずに、ロボットのように駆けつけた。
 十四人の社員が集まったところで、鳴海は拳銃を取り出して、立て籠ったのだ。
 そのことを知らせてきたのは、取引先の社員安部真二だった。契約内容の確認のために事務所を訪れると、一階がもぬけの殻で、二階から激高した声が聞こえてくる。そっと覗いて見れば、鳴海が社員たちを隅に押しやり、二丁の自動拳銃を構えているのが目についたという。
 安部にのぞき見されていることに気付いた鳴海は、安部に向けて、一発発砲した。
 とっさに隠れて、難を逃れた安部は、直ちに警察に通報した。
 そして、千葉県警による包囲網が敷かれたというわけである。

 事件はあっという間に終わった。
 警察は鳴海の説得を試みようとしたが、その暇がなかった。







第二のパナマ文書 十億稼ぐヤメ検闇弁護士の事件簿1 (弁護士の事件簿ノベルズ(web限定版))



 法的手段で対処できない案件を非合法な手段で解決。暗殺者を雇い、相手を葬ることも辞さない最凶のヤメ検闇弁護士の活躍を描くシリーズの第一弾。

 元検事の黒星京助は35歳の若さでありながら、東京秋葉原の十階建て新築ビルのオーナーである。
 弁護士登録はしておらず、表向きは隠居――セミリタイア同然の生活をしているが、実は、法的手段で解決することができない案件を非合法な手段で解決することを専門とし、時としては、拳銃とナイフを使う暗殺者を雇い、相手を葬ることも辞さない闇弁護士だ。
 京助のもとに、パナマ文書に絡む特殊詐欺の案件が持ち込まれる。被害額は三億円。詐欺グループを探し出し、金を取り戻してほしいという案件だ。
 早速、調査を開始すると、詐欺グループの背後に、大量殺人やテロ行為を辞さない過激な秘密結社が存在することが明らかに。京助の身にも暗殺者の手が忍び寄る――。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大滝 七夕
法学部在学中に行政書士、宅建等の資格を取得し、卒業後は、行政書士事務所、法律事務所等に勤務する傍ら、法律雑誌の記事や小説を執筆し、作家デビュー。法律知識と実務経験をもとにしたリーガルサスペンスを中心に、ファンタジーや武侠小説などを執筆している。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
posted by 大滝七夕 at 22:38| 今日の小説
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