2018年10月19日

【公務員試験、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 行政法入門

【公務員試験、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 行政法入門

PRノベル時代はライトノベル、時代小説を読めるオンライン小説サイト/ケータイ小説サイトです。息抜きに軽く読める小説がたくさんありますよ




【公務員試験、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 行政法入門 ライトノベルで学ぶ 行政法 完全解説 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))


 行政法を全く知らない。あるいは、行政法でつまづいている。
 そんな方を独学で、専門書を読みこなせるレベルに引き上げることを目的とした行政法の入門書です。
 行政書士試験、公務員試験、あるいは、司法試験予備試験への第一歩をこの一冊から踏み出してください。


●行政法でつまづいているあなたへ

 憲法、民法とスムーズに勉強を進めたものの、行政法に入った途端、つまづいてしまう。という方もいると思います。
 実は、私もその一人で、学生時代、行政法の講義に全くついて行けませんでした。
 一番苦手な科目でした。
 教授は、独特の専門用語を機関銃の如く乱発するし、しかも引用する条文は、学生が使う六法には載っていない法律ばかりですから、何を話しているのかさっぱり分からないという状態になったものでした。
 しかし、行政書士試験や公務員試験用のテキストに目を通して、朧気ながら理解し、行政書士試験にも合格することができました。

 その後、縁あって、行政書士として開業することになり、いやおうなしに、行政法が実際に機能している現場に立ち会い続けて来ました。
 分厚い専門書を何冊も読み込み、知識を蓄え、現場での経験を重ねて来ました。
 今では、私の方が、クライアントに対して、行政法によると云々……。建設業法によると云々……。と説明しているのですから、世の中、不思議なものです。

 本書は、そんな私の経験を踏まえて、行政法でつまづいている方を救済しようと意図して執筆しました。
 一度つまづいているからこそ、分かりやすく書けるのだと思っております。


●何も知らない人でも独学で行政書士試験や公務員試験用のテキストを読めるようになります。

 行政法は、初心者には、分かりにくい法律です。
 憲法や民法とはまた違った、独特の法律用語が多数出てくるため、何も知らない人が、いきなり、行政書士試験用、公務員試験用のテキストを読んだところで理解できません。
 例えば、「行政主体、行政機関、行政庁」、「行政行為、行政処分、行政指導」、「特許、許可、認可」、「羈束行為、羈束裁量」これらの用語は似ているようですが、意味が違います。
 これらの基本的な用語を頭に叩き込まないで、テキストを読んでも、混乱するだけです。
 しかし、用語に慣れれば、「なんだ。こんな簡単な話だったのか」と分厚い専門書もすらすらと読めるようになるものです。

 本書は、行政法について、何も知らない方でも読んでいただけるよう、難解な分野は大胆にカットし、基本的な事項に絞って編集しました。
 民法について、ほんの少し、勉強していれば(宅建用の民法に一通り目を通しているレベルなら)、すらすらと読めます。

 読み終えた時には、「とりあえず、法学部で行政法を勉強した」と言えるくらいの知識は身につきますし、「行政書士試験用、公務員試験用のテキストを独学で読めるレベル」に達していることでしょう。


●全文が会話文形式

 『ライトノベルで学ぶ 行政法 完全解説シリーズ』は、『会話文形式で、すらすら読めるテキスト』です。
 『ライトノベルで学ぶ 民法条文 逐条解説シリーズ』同様に、ハイレベルな内容で、公務員試験、行政書士試験を受験する方に合わせています。

 一般的な行政法の解説書や判例六法等を読んでいると眠くなって頭に入らないという悩みを抱えている方も多いと思います。
 でも、小説ならば、眠くならずに、すらすら読めるのでは?


●ライトノベルで学ぶ 行政法入門 あらすじ

 ライトノベルで学ぶ 民法条文 逐条解説シリーズに引き続き、宅本建太郎&桜咲胡桃のコンビが登場。
 建太郎は、司法書士の胡桃の指導を受けながら、行政法について学んでゆく。
 公務員試験や行政書士試験を目指すつもりのない建太郎。なぜ、行政法の勉強をやらされるのか疑問を抱くが、胡桃によると、行政法を勉強すれば、宅建士試験でも役立つのだとか……。

・主な登場人物

 宅本建太郎
 桜咲司法書士事務所補助者。宅建資格の勉強中。ひょんなことから伯父不動産王 宅本健一の莫大な遺産を相続することになる。『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の二代目会長兼社長に就任。

 桜咲胡桃
 宅建士。司法書士。桜咲司法書士事務所所長。宅本建太郎の上司にして恋人。元アイドルで可愛い顔立ちに、小柄ながらもB90 W60 H86と素晴らしいボディの持ち主。


●著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

 大滝 七夕
 新潟県村上市出身。『大滝七夕』は、ネット小説・著作限定のペンネームで本名や作家名ではない。
 法学部在学中から資格試験の勉強を始め、宅建、行政書士、司法書士の資格試験に独学で一発合格。大学卒業後は、都内の行政書士事務所、法律事務所等に勤務する傍ら、法律雑誌の記事や小説を執筆。その後、某新人賞に応募して、作家デビュー。法律知識と実務経験をもとにしたリーガルサスペンス、ファンタジー、武侠小説などを執筆している。
 行政書士として開業しており、十数年以上にわたり、建設業、宅建業の後継者問題、事業承継を専門的に手掛けている。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 判例六法ラノベ化プロジェクト
 小説を読む感覚で、隙間時間にすらすらと読めて、なおかつ、『ハイレベルな』教材を開発しようと集まったベテランの実務家(弁護士、司法書士、行政書士、宅建士等)と資格スクール講師の集団。日々、試行錯誤しながら、新しい教材を開発中!

posted by 大滝七夕 at 23:14| 今日の小説

2018年10月18日

ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 宅建業法2 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))

ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 宅建業法2 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))

PRノベル時代はライトノベル、時代小説を読めるオンライン小説サイト/ケータイ小説サイトです。息抜きに軽く読める小説がたくさんありますよ

(冒頭部抜粋)

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 宅建業法2

                         大滝七夕

 第三十章

「古鉄と弱木は、宅本建太郎のところにいるんだな?」
「はい。間違いありません」
「奴らは、一体、何をしている?」
「生首です」
「何だと?」
 グレーの和服をまとった角刈りの老人が眉をびくりと動かして、高級葉巻を口に運ぶ手を止めた。
 老人の前に正座する女形という風情の細身の若者は、わずかに口元をほころばせた。老人の反応を楽しんでいるのかのようである。
 ここは、十八畳ある純和風の部屋。だが、脇息にもたれかかった老人の吐く紫煙が部屋の中に充満することはない。換気が行き届いており、下座に正座する若者のところまで漂ってくることはない。
 純和風でありながら、この屋敷の中には、最新の設備が取りつけられているのだ。
 掃き出し窓の向こうには、薄闇の中、白川砂利を敷いた枯山水風の庭園が広がっている。石灯籠のボウッとした光が辺りの白川砂利を血を散らしたように赤く染めていた。
「まさか、奴らが、打ち首になったわけではあるまいよ」
 老人――成金組組長成金譲治が、怪訝そうな顔を向けると、若者は苦笑する。左衿の金色のバッチがキラッと輝いた。成金組顧問弁護士侠元保志である。
「宅本建太郎たちは、東木の隠れ里に、お化け屋敷を作るつもりだとか。そこへ古鉄と弱木を生首役として放り込もうと計画しているようです」
「くだらん話だな。で、古鉄と弱木は乗り気になっているのか?」
「さて、どうでしょうね」
「逃げ出さんということは、成金組にいるよりも、宅本建太郎の下で生首をやっている方がいいということだろう?」
「二人がどう思っているのかは分かりません。ただ、逃げようにも逃げ出せないのが実情のようです」
「ふむ……。あの東木四兄弟のジジイどもに捕まっておるのだろうからな」
 紫煙を深く吐いた成金組長は、暫し、天井を見上げていた。彼の視線の先で、筋になった紫煙が換気口に吸い込まれていた。
 どうやって、二人を救出しようかとでも考えているのだろうか。と侠元弁護士は、成金組長の眼差しを探る。
 だが、あの二人が戻ってくる可能性は低いだろうと、侠元弁護士は、見当をつけていた。二人は生き埋めになったことで、頭の中で何かがプツンと弾けたのだ。

「ところで、東木の隠れ里には、お化け屋敷を作るだけではあるまい?」
 成金組長の不意の問いかけに、侠元弁護士は、傍らに置いたファイルを手に取った。
「はい。お化け屋敷はおまけで作るにすぎないようですね。メインは、リゾート施設ですし、一部の土地は、売却して、住民や民間業者を呼びよせる予定でいるようです」
 その資料がこちらですと、侠元弁護士が、数枚の紙きれを差し出した。
「ほう……。もう分譲宅地の広告を出しているのか?」
「まず、こちらは、広告の原案です。手書きになっているのが分かると思いますが?」
 侠元弁護士が差し出した紙は、ただの白紙に鉛筆で文章を書き殴ったものだった。何度も消しゴムで消しては書き直した跡がいくつもあり、文章やデザインを考えるのに、七転八倒している様子がうかがえた。
 冒頭にはデカデカとこう書かれている。
「天空の楽園――ファンタジックな土地で新しい人生を歩みませんか?東木の隠れ里は日本で唯一の桃源郷です。この地に住めば、仙人に転生して不老不死を得ることができます……」
 その下に、東木の隠れ里について紹介する記事が続いている。
「これは?」
「宅本建太郎が手書きした原案です」
「どうやって手に入れたのだ?」
「ゴミ箱から、機密情報を抜き取ってくることは、我々にとっては朝飯前のことです」
「ふむ……。いつもながら、侠元先生の情報収集能力は素晴らしいですなあ」
「ありがとうございます」
 侠元弁護士がわずかに口元をほころばせて、不気味な笑みを浮かべた。
「それにしても……」と成金組長が鉛筆書きの広告を示す。「宅本建太郎は、こんな広告を出すつもりなのか?」




ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 宅建業法2 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))


宅建士資格を有するプロ小説家が執筆。35条の重要事項説明書や37条書面も、ラブコメ風ライトノベル小説で学べば、楽々、理解できて、満点が取れる!


●ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキストとは?

本書は、宅建士(宅地建物取引士)資格試験の基本テキストです。

一般的な資格スクールのテキストとは違い、全文が小説形式で記されています。ライトノベル小説を読む感覚で、宅建士試験の勉強ができてしまうという画期的なテキストです。

入門書ではありません。宅建士試験で問われる項目はすべて網羅しており、一部は、司法書士試験、不動産鑑定士試験レベルの内容も含んでいます。
シリーズを全巻読破すれば、宅建士試験に楽々合格できるレベルの知識が身に付きます。
初めて宅建の勉強をする方はもちろんのこと、一通り勉強した中上級者の方が、試験内容をサラッと再確認するのにも役立ちます。

通勤時間や待機時間に、資格スクールのテキストをめくっても、集中できなくて、内容が頭に入ってこない。という悩みを抱えている方も多いと思います。
でも、ライトノベル小説ならすんなりと読めるのでは?

既にお持ちの資格スクールのテキストや過去問と併用してお読みいただくことで、より一層、内容を理解することができますよ。


●宅建業法2のあらすじ

 東木の隠れ里の開発が終わり、いよいよ、宅地建物の販売開始である。宅本建太郎は、35条の重要事項説明書、37条書面や、標準専属専任媒介契約約款などの細かい記載事項に戸惑いながらも、杏咲琴美たち側近の手助けを得ながら、徐々に営業実績を伸ばしていく。一方、建太郎たちに、土地を横取りされる形となった成金組は、建太郎らを貶めるべく怪しげな動きを見せるが。


・主な登場人物

宅本建太郎
桜咲司法書士事務所補助者。宅建資格の勉強中。ひょんなことから伯父不動産王 宅本健一の莫大な遺産を相続することになる。『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の二代目会長兼社長に就任。

桜咲胡桃
宅建士。司法書士。桜咲司法書士事務所所長。宅本建太郎の上司にして恋人。元アイドルで可愛い顔立ちに、小柄ながらもB90 W60 H86と素晴らしいボディの持ち主。

杏咲琴美
宅建士。『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の社員。大人の女性の魅力にあふれている美人秘書。後に宅本建太郎の専属秘書になる。

不動産王 宅本健一
『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の初代会長兼社長。父親から受け継いだ不動産業を発展させ、多数の不動産を保有し、その資産の総額は数千億円にも達すると言われている。政界にも進出し、一時は都知事に選ばれるかというところまで行ったが、失言のオンパレードが災いして、都知事の座を逃した。暴力団の陰謀により殺害されてしまう。


●法改正対応表
このテキストは以下の法改正に対応しています。
宅地建物取引業法:平成二八年六月三日法律第五六号
不動産の表示に関する公正競争規約:平成28年4月1日
行政手続法:平成二六年六月一三日法律第七〇号
宅地建物取引業法施行規則:平成二七年一二月九日国土交通省令第八二号
国土利用計画法:平成二六年六月一三日法律第六九号
犯罪による収益の移転防止に関する法律:平成二八年六月三日法律第六二号
標準専属専任媒介契約約款:平成26年10月1日、国土交通省告示第935号
住宅の品質確保の促進等に関する法律:平成二六年六月二七日法律第九二号
特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律:平成十九年五月三十日法律第六十六号
特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律施行規則:平成二三年三月二三日国土交通省令第一五号
住宅建設瑕疵担保保証金及び住宅販売瑕疵担保保証金に関する規則:平成二十一年八月二十六日法務省・国土交通省令第一号
借地借家法:平成二三年五月二五日法律第五三号
高齢者の居住の安定確保に関する法律:平成二八年五月二〇日法律第四七号
民法:平成二八年六月七日法律第七一号
宅地建物取引業法施行令:平成二八年八月二九日政令第二八八号
金融商品取引法:平成二七年九月四日法律第六三号
宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買等に関して受けることができる報酬の額:平成26年2月28日国土交通省告示第172号


●著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大滝 七夕
法学部在学中に行政書士、宅建等の資格を取得し、卒業後は、行政書士事務所、法律事務所等に勤務する傍ら、法律雑誌の記事や小説を執筆し、作家デビュー。法律知識と実務経験をもとにしたリーガルサスペンスを中心に、ファンタジーや武侠小説などを執筆している。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
posted by 大滝七夕 at 19:22| 今日の小説

2018年10月16日

ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 宅建業法1 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))

ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 宅建業法1 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))

PRノベル時代はライトノベル、時代小説を読めるオンライン小説サイト/ケータイ小説サイトです。息抜きに軽く読める小説がたくさんありますよ

(冒頭部抜粋)

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 宅建業法1

                         大滝七夕
 
 第二十七章

「東木の隠れ里の開発プロジェクトはどこまで進んでいますか?」
「開発行為が終わり、敷地の区割りも済ませました。役所の様々な許可が出揃い次第、宅地の販売やリゾート施設の建築行為を開始する予定です」
 スーツで隙なく身を固めた杏咲琴美は、株式会社 宅本・オーガナイゼーションの副社長室で、そう報告した。
 相手は、もちろん、副社長の安土光秀。宅本・オーガナイゼーションのナンバー2であるが、ナンバー1である宅本建太郎会長兼社長がただのお飾りにすぎない現状では、実質的に、会社を切り盛りしているのは、安土副社長である。
 先代の会長兼社長である不動産王 宅本健一が存命していた時でさえ、番頭役として実務の大半を仕切っていたのは、安土副社長だった。彼の並外れた手腕無しでは、株式会社 宅本・オーガナイゼーションが、日本有数の不動産会社に成長することはできなかったであろう。
「開発行為が終わっただけでは、まだ安心はできませんよ。リゾート施設にどれだけ人を集めることができるか。宅地予定地をどれだけ販売できるか……。勝負はこれからです」
 重厚なプレシデントデスクにどっしりと腰を下ろした安土副社長の押し殺した言葉に、琴美は身を引き締めた。
「おっしゃる通りです」
「一つお願いがあります」
「はい。なんでしょう?」
「今後、東木の隠れ里の宅地販売やリゾート施設の運営に関しては、宅本・オーガナイゼーションの名前を使わないようにしていただきたい」
 どういう意味だろうと琴美はわずかに首を傾げた。
 宅本・オーガナイゼーションの名前を使うなということは、東木の隠れ里の開発プロジェクトに、会社が関わっていることを世間に知らしめたくない。ということだろうか?
 その理由は、東木の隠れ里の開発プロジェクトの失敗が目に見えているからだろうか?
 安土副社長は椅子から立ち上ると窓辺に近づいた。窓の向こうには、東京都庁をはじめとしたいくつもの高層ビルが立ち並び、磨き上げられた外壁が鏡のようにギラギラしている。
 株式会社 宅本・オーガナイゼーションの本社ビルも、そうした高層ビルの一つ。
 宅本健一と共に働き、一代でこれほどのビルを有する大企業を育てた安土副社長のことである。
 建太郎がやっている東木の隠れ里の開発プロジェクトなど、子供のお遊び程度にしか見えていないのかもしれない。
 無論、子供のお遊びとは言え、大金が動くプロジェクト。会社が大損害を被るわけにはいかないから、予防線を張っておこうということだろうか?
 優れた番頭である安土副社長がそう考えるのも無理からぬことだわね。と思いつつも、その真意は、琴美にも図りかねた。
「つまり……」
「東木の隠れ里の宅地販売やリゾート施設の運営に関しては、別会社を設立して、建太郎君の独力でやっていただきたいということです」
「宅本・オーガナイゼーションは一切手助けしないということですか?」
「そうです。宅本・オーガナイゼーションのブランドを表に出せば、東木の隠れ里のプロジェクトが成功するのは当然です。しかし、それでは、建太郎君の力でこのプロジェクトを成功させたとは言えない。会社の名前に乗っかっているだけです。意味は分かりますね」
「ええ。分かります」
「私と健一は、何もないところからスタートして、この会社を成長させて来ました。建太郎君にも、裸一貫からのし上がっていただきたいということです」

 ※

「ちょっと待て!俺は、宅本・オーガナイゼーションの会長兼社長をクビになったということか?」
 建太郎は思わず、琴美の両肩をガシッと掴んで揺さぶった。膨らんだ胸元がゆらゆらと揺れるほどに。
「ちょっと!建太郎、落ち着きなさいよね!」
 と桜咲胡桃が建太郎の腕を掴んで引き離す。
「おら!女性に乱暴するんじゃねえぞ!」
 と秋藤愛も一喝する。
「そういう意味ではありません」建太郎の腕から逃れた琴美が、顔をしかめながら、乱れたスーツを正した。「宅本・オーガナイゼーションの名前を使わずに、東木の隠れ里のプロジェクトを成功させてみろ。という課題を安土副社長が出したということです」
「宅本・オーガナイゼーションの名前を使うなということか。つまり、俺が自分の不動産会社を設立して、自分の会社の名前で売れと?」
「そうです」
「うーむ……」
「建太郎。これは試練よ。宅本・オーガナイゼーションの会長兼社長として認められるための試練なのよ。分かるでしょ?」と胡桃。
「試練か……。よし!それなら、やってやろうぜ!」
「その調子ですよ!フレーフレー建太郎!」
 とアイドルグループTKB59の又木萌花が声援を送ってくる一方、安土建設の社員である天草美里や愛は「建太郎がどこまでやれるのかしら」と疑わしげな眼差しを向けるばかりである。





ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト  宅建業法1 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))


宅建士資格を有するプロ小説家が執筆。細かい規則がたくさんある宅地建物取引業法も、ラブコメ風ライトノベル小説で学べば、楽々、満点が取れる!


●ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキストとは?

本書は、宅建士(宅地建物取引士)資格試験の基本テキストです。

一般的な資格スクールのテキストとは違い、全文が小説形式で記されています。ライトノベル小説を読む感覚で、宅建士試験の勉強ができてしまうという画期的なテキストです。

入門書ではありません。宅建士試験で問われる項目はすべて網羅しており、一部は、司法書士試験、不動産鑑定士試験レベルの内容も含んでいます。
シリーズを全巻読破すれば、宅建士試験に楽々合格できるレベルの知識が身に付きます。
初めて宅建の勉強をする方はもちろんのこと、一通り勉強した中上級者の方が、試験内容をサラッと再確認するのにも役立ちます。

通勤時間や待機時間に、資格スクールのテキストをめくっても、集中できなくて、内容が頭に入ってこない。という悩みを抱えている方も多いと思います。
でも、ライトノベル小説ならすんなりと読めるのでは?

既にお持ちの資格スクールのテキストや過去問と併用してお読みいただくことで、より一層、内容を理解することができますよ。


●宅建業法1のあらすじ

 東木の隠れ里開発計画プロジェクトは順調に進み、宅本建太郎らは、宅地の分譲を始めようとする。だが、「裸一貫でからのし上がれ!」との副社長 安土光秀の命令により、株式会社 宅本・オーガナイゼーションの名前、建太郎が相続した宅本健一の遺産が使えなくなる。
 プロジェクトを先に進めるには、新しく不動産会社を設立し、宅建業の免許を取得した後で、一千万円もの営業保証金を供託しなければならない。だが、建太郎の手元の資金はわずか百万円しかない!果たしてうまく行くのか?


・主な登場人物

宅本建太郎
桜咲司法書士事務所補助者。宅建資格の勉強中。ひょんなことから伯父不動産王 宅本健一の莫大な遺産を相続することになる。『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の二代目会長兼社長に就任。

桜咲胡桃
宅建士。司法書士。桜咲司法書士事務所所長。宅本建太郎の上司にして恋人。元アイドルで可愛い顔立ちに、小柄ながらもB90 W60 H86と素晴らしいボディの持ち主。

杏咲琴美
宅建士。『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の社員。大人の女性の魅力にあふれている美人秘書。後に宅本建太郎の専属秘書になる。

不動産王 宅本健一
『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の初代会長兼社長。父親から受け継いだ不動産業を発展させ、多数の不動産を保有し、その資産の総額は数千億円にも達すると言われている。政界にも進出し、一時は都知事に選ばれるかというところまで行ったが、失言のオンパレードが災いして、都知事の座を逃した。暴力団の陰謀により殺害されてしまう。


●法改正対応表
このテキストは以下の法改正に対応しています。
宅地建物取引業法:平成二八年六月三日法律第五六号
宅地建物取引業法施行令:平成二八年八月二九日政令第二八八号
都市計画法:平成二八年六月七日法律第七二号
建築基準法:平成二八年六月七日法律第七二号
民法:平成二八年六月七日法律第七一号
独立行政法人都市再生機構法施行令:平成二八年一一月三〇日政令第三六四号
地方住宅供給公社法:平成二五年六月一四日法律第四四号
地方住宅供給公社法施行令:平成二八年一一月三〇日政令第三六四号
登録免許税法:平成二八年一二月九日法律第一〇〇号
宅地建物取引業法施行規則:平成二七年一二月九日国土交通省令第八二号
刑法:平成二八年六月三日法律第五四号
恩赦法:平成二五年六月一九日法律第四九号
会社法:平成二八年六月三日法律第六二号
住民基本台帳法:平成二八年一二月二日法律第九四号
宅地建物取引業者営業保証金規則:平成一七年二月一〇日法務省・国土交通省令第一号


●著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大滝 七夕
法学部在学中に行政書士、宅建等の資格を取得し、卒業後は、行政書士事務所、法律事務所等に勤務する傍ら、法律雑誌の記事や小説を執筆し、作家デビュー。法律知識と実務経験をもとにしたリーガルサスペンスを中心に、ファンタジーや武侠小説などを執筆している。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
posted by 大滝七夕 at 20:59| 今日の小説