2019年09月27日

行政法1−74 行政不服審査法 行政書士試験過去問 2007年問16

次の記述のうち、正しいものはどれか


1、大臣または、外局の長がした処分については、審査請求はできないが、再調査の請求はできるのが原則である。

2、審査請求と再調査の請求の両方が認められている処分については、そのいずれかを自由に選択できる。

3、申請に対する不作為については、審査請求のみが認められ、再調査の請求はできない。

4、審査請求においては、口頭審理が原則であるが再調査の請求は、書面審理が原則である。

5、処分について、審査請求が認められている場合は、再調査の請求はできない。


胡桃「ものすごく簡単な問題だわね」
建太郎「おう……。これって過去問か?」
胡桃「過去問を少し変えてみたのよ。改正法に合わせてね」
建太郎「改正法?」
胡桃「忘れたの。行政不服審査法は、平成二十六年に全面改正されているのよ」
建太郎「あっ。そうなんだな。すると、昔の過去問はそのままでは役に立たないと」
胡桃「そうよ。だから、少し文言を変えているのよ」


胡桃「まず、1はどうかしら」
建太郎「間違いだな。大臣または、外局の長がした処分についても審査請求ができる」

行政不服審査法
(審査請求をすべき行政庁)抜粋
第四条 審査請求は、法律(条例に基づく処分については、条例)に特別の定めがある場合を除くほか、次の各号に掲げる場合の区分に応じ、当該各号に定める行政庁に対してするものとする。
一 処分庁等(処分をした行政庁(以下「処分庁」という。)又は不作為に係る行政庁(以下「不作為庁」という。)をいう。以下同じ。)に上級行政庁がない場合又は処分庁等が主任の大臣若しくは宮内庁長官若しくは内閣府設置法(平成十一年法律第八十九号)第四十九条第一項若しくは第二項若しくは国家行政組織法(昭和二十三年法律第百二十号)第三条第二項に規定する庁の長である場合 当該処分庁等

建太郎「つまり、大臣に対して審査請求すればいいと」
胡桃「そうね。2はどうかしら」
建太郎「正しいな。再調査の請求ができる場合でも、再調査を経なければならないというわけではないと」
胡桃「条文を確認しておくわよ」

行政不服審査法
(再調査の請求)抜粋
第五条 行政庁の処分につき処分庁以外の行政庁に対して審査請求をすることができる場合において、法律に再調査の請求をすることができる旨の定めがあるときは、当該処分に不服がある者は、処分庁に対して再調査の請求をすることができる。ただし、当該処分について第二条の規定により審査請求をしたときは、この限りでない。

胡桃「再調査の請求をすることができる。とあるだけで、再調査の請求を先にしなければならないとは書かれていないことを確認してね」
建太郎「OK」
胡桃「3はどうかしら」
建太郎「不作為についての審査請求はできるよな」

(不作為についての審査請求)
第三条 法令に基づき行政庁に対して処分についての申請をした者は、当該申請から相当の期間が経過したにもかかわらず、行政庁の不作為(法令に基づく申請に対して何らの処分をもしないことをいう。以下同じ。)がある場合には、次条の定めるところにより、当該不作為についての審査請求をすることができる。

胡桃「そうね。じゃあ、再調査の請求は?」
建太郎「再調査の請求は、処分があった時にするものだよな。不作為の場合は処分がないんだから、再調査の請求はできないと」
胡桃「そうね。次の条文の通りだわ」

行政不服審査法
(再調査の請求)抜粋
第五条 行政庁の処分につき処分庁以外の行政庁に対して審査請求をすることができる場合において、法律に再調査の請求をすることができる旨の定めがあるときは、当該処分に不服がある者は、処分庁に対して再調査の請求をすることができる。ただし、当該処分について第二条の規定により審査請求をしたときは、この限りでない。

胡桃「処分に不服がある者はとなっていることを押さえてね」
建太郎「OK。ということは、選択肢は正しいと」
胡桃「4はどうかしら」
建太郎「どちらも書面審理が原則だよな」

行政不服審査法
(口頭意見陳述)抜粋
第三十一条 審査請求人又は参加人の申立てがあった場合には、審理員は、当該申立てをした者(以下この条及び第四十一条第二項第二号において「申立人」という。)に口頭で審査請求に係る事件に関する意見を述べる機会を与えなければならない。

(審査請求に関する規定の準用)抜粋
第六十一条
第三十一条(第五項を除く。)の規定は、再調査の請求について準用する。

胡桃「そうね。口頭意見陳述は例外的に認められているということを押さえてね」
建太郎「OK」
胡桃「5はどうかしら」
建太郎「間違いだな。審査請求も再調査の請求のどちらもできると」
胡桃「すると答えは」
建太郎「正しいのは、2と3だな」

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