2019年09月14日

行政法1−71 行政不服審査法 行政書士試験過去問 2011年問14

次の記述のうち、妥当なものはどれか。

1、行政不服審査制度では、国民の権利利益の救済を図ることを目的としているので、同法に基づく不服申し立てを行うことができるのは、日本国籍を有する者に限られる。

2、行政不服審査制度は、行政権自身が自己の行為を見直す仕組みなので、行政権の活動に違法な点があると知った者は、誰でも、当該違法についての不服申し立てを行うことができる。

3、行政不服審査の代理人となるには、法定の資格が必要とされるので、不服申し立ての代理人は、当該資格があることを書面で証明しなければならない。

4、申立人について、補佐が必要とされることがあるので、審理員は、申立人から口頭意見陳述について、補佐人を同行したい旨の申し出があった場合は、これを許可できる。

5、行政不服審査制度は、行政の適正な運営を確保することを目的としているので、不服申し立ての結果によって、行政運営の影響を受ける可能性のある関係行政機関は、当該手続きへの参加を申し立てることができる。



建太郎「むむっ。条文を覚えているかどうかの問題だな」
胡桃「そうね。簡単でしょ」


胡桃「まず、1はどうかしら?」
建太郎「国民となっていても、外国人だからと言って排除されるべきではないよな」
胡桃「条文を確認するわよ」

行政不服審査法
(目的等)抜粋
第一条 この法律は、行政庁の違法又は不当な処分その他公権力の行使に当たる行為に関し、国民が簡易迅速かつ公正な手続の下で広く行政庁に対する不服申立てをすることができるための制度を定めることにより、国民の権利利益の救済を図るとともに、行政の適正な運営を確保することを目的とする。

建太郎「うん。国民となっているんだな」
胡桃「でも、外国人を排除する趣旨ではないと解されているわ」
建太郎「ということは選択肢は間違いだな」
胡桃「2はどうかしら」
建太郎「これはおかしいよな。誰でも不服申し立てができるわけではないと」
胡桃「じゃあ、不服申し立ては誰ができるのかしら?」
建太郎「処分を受けた当事者とかに限られるよな。例えば次のように定められている」

行政不服審査法
(処分についての審査請求)
第二条 行政庁の処分に不服がある者は、第四条及び第五条第二項の定めるところにより、審査請求をすることができる。

(不作為についての審査請求)
第三条 法令に基づき行政庁に対して処分についての申請をした者は、当該申請から相当の期間が経過したにもかかわらず、行政庁の不作為(法令に基づく申請に対して何らの処分をもしないことをいう。以下同じ。)がある場合には、次条の定めるところにより、当該不作為についての審査請求をすることができる。

胡桃「常識でもわかるわね。3はどうかしら」
建太郎「法定の資格が必要とはされていないよな。例えば弁護士じゃなきゃダメみたいなことは書かれていないよな」
胡桃「そうね。該当する条文を確認しておくわよ」

行政不服審査法
(代理人による審査請求)
第十二条 審査請求は、代理人によってすることができる。
2 前項の代理人は、各自、審査請求人のために、当該審査請求に関する一切の行為をすることができる。ただし、審査請求の取下げは、特別の委任を受けた場合に限り、することができる。

胡桃「次、4はどうかしら」
建太郎「これは正しいな」
胡桃「そうね。該当する条文をチェックするわよ」

行政不服審査法
(口頭意見陳述)抜粋
第三十一条 
3 口頭意見陳述において、申立人は、審理員の許可を得て、補佐人とともに出頭することができる。

胡桃「5はどうかしら」
建太郎「参加人となれるのは、利害関係人だけだよな」
胡桃「条文を確認するわよ」

行政不服審査法
(参加人)抜粋
第十三条 利害関係人(審査請求人以外の者であって審査請求に係る処分又は不作為に係る処分の根拠となる法令に照らし当該処分につき利害関係を有するものと認められる者をいう。以下同じ。)は、審理員の許可を得て、当該審査請求に参加することができる。

胡桃「関係行政機関が参加を申し立てることができるわけではないと解されているわ」
建太郎「やっぱりそうだよな」
胡桃「ということで答えは?」
建太郎「正しいのは4だな」



建太郎&胡桃コンビが登場する楽しい教材はこちらです。


 公務員試験、行政書士試験の最重要科目、行政法がライトノベル風テキストでスラスラと読める!
 行政法を全く知らない。あるいは、行政法でつまづいている。
 そんな方でも、独学で、合格できるレベルに達することができます。




1、【公務員試験、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 行政法入門 ライトノベルで学ぶ 行政法 完全解説 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))

2、【公務員試験、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 行政法総論 ライトノベルで学ぶ 行政法 完全解説 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))

3、【公務員試験、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 行政手続法・情報公開法・行政機関個人情報保護法【電子書籍】[ 判例六法ラノベ化プロジェクト ](楽天版)
【公務員試験、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 行政手続法・情報公開法・個人情報保護法 ライトノベルで学ぶ 行政法 完全解説 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))(アマゾン版)

4、【公務員試験、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 行政不服審査法 ライトノベルで学ぶ 行政法 完全解説 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))

5、【公務員試験、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 行政事件訴訟法1 ライトノベルで学ぶ 行政法 完全解説 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))

6、【公務員試験、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 行政事件訴訟法2 国家賠償法【電子書籍】[ 判例六法ラノベ化プロジェクト ](楽天版)
【公務員試験、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 行政事件訴訟法2 国家賠償法 ライトノベルで学ぶ 行政法 完全解説 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))(アマゾン版)

7、【公務員試験、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 行政法7 行政手段論 ライトノベルで学ぶ 行政法 完全解説 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))