2019年08月21日

行政法1−68 情報公開法 行政書士試験過去問 2004年問8


次の記述のうち、間違っているものはどれか。

1、行政機関の長は、開示請求に係る行政文書に不開示情報が記録されている場合であっても、公益上、特に必要があると認めるときは、当該行政文書を開示しなければならない。

2、開示請求に対して、当該開示請求に係る行政文書が存在しているか否かを応えるだけで、不開示情報を開示することとなる場合は、行政機関の長は、当該行政文書の存否を明らかにしないで、当該開示請求を拒否することができる。

3、行政機関の長は、個人識別情報であっても、当該個人が公務員等である場合は、職務遂行の内容のみならず、その職についても開示しなければならない。

4、行政機関の長は、個人に関する情報であって、特定の個人を識別することはできないが、公にすることにより、なお、個人の権利利益を害する恐れがあるものが記録されている場合は、開示してはならない。

5、行政機関の長は、開示請求に係る行政文書の一部に不開示情報が記録されている場合において、不開示情報が記録されている部分を容易に区分して除くことができるときは、当該部分を除いた部分に付き、開示しなければならない。

胡桃「これも条文を知っているかどうかだけの問題だわ」
建太郎「むむっ……。ちょっと細かくないか」

胡桃「まず、1はどうかしら」
建太郎「うーん。正しいような気がするけど」
胡桃「まず、条文をチエックするわよ」

行政機関の保有する情報の公開に関する法律
(行政文書の開示義務)抜粋
第五条 行政機関の長は、開示請求があったときは、開示請求に係る行政文書に次の各号に掲げる情報(以下「不開示情報」という。)のいずれかが記録されている場合を除き、開示請求者に対し、当該行政文書を開示しなければならない。

建太郎「うん。これが基本だよな」
胡桃「じゃあ設問の場合はどうすべきか」
建太郎「別に条文があるんだよな」

行政機関の保有する情報の公開に関する法律
(公益上の理由による裁量的開示)
第七条 行政機関の長は、開示請求に係る行政文書に不開示情報(第五条第一号の二に掲げる情報を除く。)が記録されている場合であっても、公益上特に必要があると認めるときは、開示請求者に対し、当該行政文書を開示することができる。

胡桃「そうね。すると答えはわかるわね」
建太郎「正しい?」
胡桃「条文をよーく読んでよね」
建太郎「あっ。間違いか! 開示することができる。のであって、開示しなければならないわけではないと」
胡桃「そうよ。2はどうかしら」
建太郎「これは正しいよな」

行政機関の保有する情報の公開に関する法律
(行政文書の存否に関する情報)
第八条 開示請求に対し、当該開示請求に係る行政文書が存在しているか否かを答えるだけで、不開示情報を開示することとなるときは、行政機関の長は、当該行政文書の存否を明らかにしないで、当該開示請求を拒否することができる。

胡桃「できるとなっていることを押さえてね」
建太郎「OK」
胡桃「3はどうかしら」
建太郎「正しいな」

行政機関の保有する情報の公開に関する法律
(行政文書の開示義務)抜粋
第五条
一ただし、次に掲げる情報を除く。
ハ 当該個人が公務員等(国家公務員法(昭和二十二年法律第百二十号)第二条第一項に規定する国家公務員(独立行政法人通則法(平成十一年法律第百三号)第二条第四項に規定する行政執行法人の役員及び職員を除く。)、独立行政法人等(独立行政法人等の保有する情報の公開に関する法律(平成十三年法律第百四十号。以下「独立行政法人等情報公開法」という。)第二条第一項に規定する独立行政法人等をいう。以下同じ。)の役員及び職員、地方公務員法(昭和二十五年法律第二百六十一号)第二条に規定する地方公務員並びに地方独立行政法人(地方独立行政法人法(平成十五年法律第百十八号)第二条第一項に規定する地方独立行政法人をいう。以下同じ。)の役員及び職員をいう。)である場合において、当該情報がその職務の遂行に係る情報であるときは、当該情報のうち、当該公務員等の職及び当該職務遂行の内容に係る部分

胡桃「そうね。4はどうかしら」
建太郎「正しいな。次の条文の通り」

行政機関の保有する情報の公開に関する法律
(行政文書の開示義務)抜粋
第五条 行政機関の長は、開示請求があったときは、開示請求に係る行政文書に次の各号に掲げる情報(以下「不開示情報」という。)のいずれかが記録されている場合を除き、開示請求者に対し、当該行政文書を開示しなければならない。
一 個人に関する情報(事業を営む個人の当該事業に関する情報を除く。)であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等(文書、図画若しくは電磁的記録に記載され、若しくは記録され、又は音声、動作その他の方法を用いて表された一切の事項をいう。次条第二項において同じ。)により特定の個人を識別することができるもの(他の情報と照合することにより、特定の個人を識別することができることとなるものを含む。)又は特定の個人を識別することはできないが、公にすることにより、なお個人の権利利益を害するおそれがあるもの。

胡桃「5はどうかしら」
建太郎「部分開示の規定だな」

行政機関の保有する情報の公開に関する法律
(部分開示)抜粋
第六条 行政機関の長は、開示請求に係る行政文書の一部に不開示情報が記録されている場合において、不開示情報が記録されている部分を容易に区分して除くことができるときは、開示請求者に対し、当該部分を除いた部分につき開示しなければならない。ただし、当該部分を除いた部分に有意の情報が記録されていないと認められるときは、この限りでない。

胡桃「ということで答えは」
建太郎「間違いは1ということになるんだな」



建太郎&胡桃コンビが登場する楽しい教材はこちらです。


 公務員試験、行政書士試験の最重要科目、行政法がライトノベル風テキストでスラスラと読める!
 行政法を全く知らない。あるいは、行政法でつまづいている。
 そんな方でも、独学で、合格できるレベルに達することができます。




1、【公務員試験、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 行政法入門 ライトノベルで学ぶ 行政法 完全解説 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))

2、【公務員試験、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 行政法総論 ライトノベルで学ぶ 行政法 完全解説 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))

3、【公務員試験、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 行政手続法・情報公開法・行政機関個人情報保護法【電子書籍】[ 判例六法ラノベ化プロジェクト ](楽天版)
【公務員試験、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 行政手続法・情報公開法・個人情報保護法 ライトノベルで学ぶ 行政法 完全解説 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))(アマゾン版)

4、【公務員試験、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 行政不服審査法 ライトノベルで学ぶ 行政法 完全解説 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))

5、【公務員試験、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 行政事件訴訟法1 ライトノベルで学ぶ 行政法 完全解説 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))

6、【公務員試験、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 行政事件訴訟法2 国家賠償法【電子書籍】[ 判例六法ラノベ化プロジェクト ](楽天版)
【公務員試験、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 行政事件訴訟法2 国家賠償法 ライトノベルで学ぶ 行政法 完全解説 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))(アマゾン版)

7、【公務員試験、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 行政法7 行政手段論 ライトノベルで学ぶ 行政法 完全解説 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))