2019年07月17日

行政法1−59 行政手続法 行政書士試験過去問 2012年問12 #行政書士試験

次の記述のうち、正しいものはどれか。

1、意見公募手続きの対象となる命令等は、外部に対して、法的拘束力を有するものに限られるから、行政処分の基準は含まれるが、行政指導の指針は含まれない。

2、意見公募手続における意見提出期間について、やむを得ない理由により、同法が定める期間を下回ることとされる場合は、その理由を明らかにしなければならない。

3、意見公募手続を実施して、命令等を定めた場合は、その交付と同時期にその題名や公示日とともに、提出された意見のうち、同一の意見が法定された数を超えたものについて、その意見を考慮した結果を公示しなければならない。

4、意見公募手続を実施して、一般の意見を公募した以上、命令等を制定しないことは許されず、命令等を制定して、提出された意見等を公示しなければならない。

5、意見公募手続を実施した結果、提出された意見が法定された数に満たない場合は、緊急に命令等を定める必要がある場合を除いて、再度の意見公募手続を実施しなければならない。


胡桃「これも簡単だわね」
建太郎「おう。基本的な問題だな」



胡桃「まず、1はどうかしら」
建太郎「間違いだな。命令等の定義は次の通りだな」

行政手続法
(定義)抜粋
第二条 この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。
八 命令等 内閣又は行政機関が定める次に掲げるものをいう。
イ 法律に基づく命令(処分の要件を定める告示を含む。次条第二項において単に「命令」という。)又は規則
ロ 審査基準(申請により求められた許認可等をするかどうかをその法令の定めに従って判断するために必要とされる基準をいう。以下同じ。)
ハ 処分基準(不利益処分をするかどうか又はどのような不利益処分とするかについてその法令の定めに従って判断するために必要とされる基準をいう。以下同じ。)
ニ 行政指導指針(同一の行政目的を実現するため一定の条件に該当する複数の者に対し行政指導をしようとするときにこれらの行政指導に共通してその内容となるべき事項をいう。以下同じ。)

建太郎「つまり、行政指導指針も命令に含まれると」
胡桃「2はどうかしら」
建太郎「正しいな。次の条文の通り」

行政手続法
(意見公募手続の特例)
第四十条 命令等制定機関は、命令等を定めようとする場合において、三十日以上の意見提出期間を定めることができないやむを得ない理由があるときは、前条第三項の規定にかかわらず、三十日を下回る意見提出期間を定めることができる。この場合においては、当該命令等の案の公示の際その理由を明らかにしなければならない。
2 命令等制定機関は、委員会等の議を経て命令等を定めようとする場合(前条第四項第四号に該当する場合を除く。)において、当該委員会等が意見公募手続に準じた手続を実施したときは、同条第一項の規定にかかわらず、自ら意見公募手続を実施することを要しない。

胡桃「3はどうかしら」
建太郎「そんな規定はないよな。公示すべき事項は次の通り」

行政手続法
(結果の公示等)抜粋
第四十三条 命令等制定機関は、意見公募手続を実施して命令等を定めた場合には、当該命令等の公布(公布をしないものにあっては、公にする行為。第五項において同じ。)と同時期に、次に掲げる事項を公示しなければならない。
一 命令等の題名
二 命令等の案の公示の日
三 提出意見(提出意見がなかった場合にあっては、その旨)
四 提出意見を考慮した結果(意見公募手続を実施した命令等の案と定めた命令等との差異を含む。)及びその理由

建太郎「つまり、同一の意見が法定された数を超えたものについてのみ、その意見を考慮した結果を公示すべきとされているわけではないと」
胡桃「4はどうかしら」
建太郎「命令等を制定しないことも許されるよな」
胡桃「ちなみに、命令等を制定しないこととした場合は何を公示すべきなのかしら」
建太郎「次の条文の通りだな」

行政手続法
(結果の公示等)抜粋
第四十三条
4 命令等制定機関は、意見公募手続を実施したにもかかわらず命令等を定めないこととした場合には、その旨(別の命令等の案について改めて意見公募手続を実施しようとする場合にあっては、その旨を含む。)並びに第一項第一号及び第二号に掲げる事項を速やかに公示しなければならない。

建太郎「公示しないことと、命令等の題名、命令等の案の公示の日を公示すべしなんだな」
胡桃「5はどうかしら」
建太郎「間違いだな。再度の意見公示手続きが必要とされているわけではないと」
胡桃「ということで答えは」
建太郎「正しいのは2だな」


建太郎&胡桃コンビが登場する楽しい教材はこちらです。


 公務員試験、行政書士試験の最重要科目、行政法がライトノベル風テキストでスラスラと読める!
 行政法を全く知らない。あるいは、行政法でつまづいている。
 そんな方でも、独学で、合格できるレベルに達することができます。




1、【公務員試験、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 行政法入門 ライトノベルで学ぶ 行政法 完全解説 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))

2、【公務員試験、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 行政法総論 ライトノベルで学ぶ 行政法 完全解説 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))

3、【公務員試験、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 行政手続法・情報公開法・行政機関個人情報保護法【電子書籍】[ 判例六法ラノベ化プロジェクト ](楽天版)
【公務員試験、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 行政手続法・情報公開法・個人情報保護法 ライトノベルで学ぶ 行政法 完全解説 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))(アマゾン版)

4、【公務員試験、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 行政不服審査法 ライトノベルで学ぶ 行政法 完全解説 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))

5、【公務員試験、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 行政事件訴訟法1 ライトノベルで学ぶ 行政法 完全解説 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))

6、【公務員試験、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 行政事件訴訟法2 国家賠償法【電子書籍】[ 判例六法ラノベ化プロジェクト ](楽天版)
【公務員試験、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 行政事件訴訟法2 国家賠償法 ライトノベルで学ぶ 行政法 完全解説 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))(アマゾン版)

7、【公務員試験、行政書士試験対応版】ライトノベルで学ぶ 行政法7 行政手段論 ライトノベルで学ぶ 行政法 完全解説 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))